兄嫁が実家に転がり込んでからの日々は、まるでドラマのようだった。両親は彼女の振る舞いに不満を持ちながらも、孫の顔を見るために我慢していた。しかし、兄嫁の要求は日に日にエスカレートしていった。

兄嫁は自分が実家の主だと勘違いしているようだった。両親に対する無礼な態度、そして最終的には自分の実家の人間を呼んでの誕生会の計画。これには父もとうとう堪忍袋の緒が切れた。

「今すぐ出て行け！」という父の怒声が家中に響き渡った。それがきっかけで、兄夫婦はようやく実家を出ることになった。兄嫁からは「赤ちゃんがいるのに、この時期に引っ越しは無理」

とのメールが来たが、もはや誰も同情する気にはなれなかった。

兄嫁が実家に転がり込んでからの5年間、兄は彼女の影に隠れて何も言えない状態が続いていた。兄嫁は、自分の意見をはっきりと言える強い女性だと思っていたが、実際には周囲に配慮がなく、自己中心的な性格だった。

兄嫁の両親も派手な生活を送っており、彼女の性格形成に影響を与えていたようだ。特に母親は、派手な外見と強い性格で、兄嫁の振る舞いに大きな影響を与えていた。

兄嫁が実家に転がり込んだ経緯も、彼女の計算と図々しさが明らかになった。一時的な住み込みが永住になるという流れは、兄嫁の「ずるずる作戦」 だったのだ。

父の怒りによって、ようやく実家から出て行くことになった兄嫁。彼女の去った後、家にはほっとするような静けさが戻った。これから両親は平穏な日々を取り戻すことができるだろう。

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