「元夫と離婚した私の話。ある日、突然義母から怒りの電話がかかってきた。義姉が憎いのか、鬼め悪魔めと言われてしまった。義父が電話に出て、事情を説明してくれた。

前日、義姉が夫にDVを受け、赤ちゃんを抱えて必死に逃げてきた。しかし、私たちの家の玄関先で追い返された。旦那が「嫁が嫌がるから」と言って、電話もかけさせず、逃亡資金も貸さなかった。

義姉はお金もなく、寒い中赤ちゃんの必要なものもなく、家に帰るしかなかった。その結果、暴行を受けて入院。赤ちゃんは暴力夫のもとで人質のような状態だった。

私はその日、一日中外出していて、義姉が来たことすら知らなかった。

夫が「コトメが来たけど追い返した」と自慢げに言っていたが、私はその判断に関わっていない。

夜、夫にその件を問い詰めた。夫は「確かに妹はやばそうだったけど、お前が怒ると思って…」と言い訳をした。私は夫の情のなさに愕然とし、彼の愚かさに嫌気がさした。

後になって夫の浮気が発覚。愛人とのデート費用を減らしたくなかったから、義姉にお金を貸さなかったことが判明した。そんな夫と離婚できて、私はすっきりした。

離婚後も近所の人たちから「DV被害者を追い返した冷酷な女」として噂されたことは今でも忘れられない。だが、真実を知る人は少ない。 私の心には未だにその悔しさが残っている。

離婚の決断をしてから、私の生活は一変した。自分のために、新しい一歩を踏み出す決心を固めた。私は自分の価値を再確認し、新しい生活を始める準備をした。

しかし、過去のことは簡単には忘れられない。

記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください