妻と喧嘩した次の日に帰宅すると、離婚届が置かれており、俺はそれを提出した。 家を出て一ヶ月後、彼女がいきなり家を訪れ、俺の名前は英明、年齢は三十八歳。 俺と妻の陽子は結婚して十年を迎えていた。義父は一年前に義母に先立たれ、近所で一人暮らしをしていた。 義父は小さい頃から娘を溺愛しており、頻繁に家に来るようになった。 それならまだしも、結婚当初から在宅ワークをしている俺を気に入らない様子で、外で働いて稼ぐ妻を引き合いに出して毎回嫌味を言ってきた。 「陽子が外で稼いでいる間、俺はゴロゴロしているのか?」 「いや、ゴロゴロしてませんよ。私は在宅で仕事してますから。」 「男なら外でバリバリ稼げよ、陽子みたいにな。」 最初は笑って流していたが…。(続)
2026/05/18