「町工場ふぜいが」と値下げ要求されたので契約終了→翌日、相手の全国12工場が全停止して土下座しに来た話
2026/04/02

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笑いながら言われた。

「値引きできないなら契約切るわ。町工場ふぜいが」

空気が一瞬で冷えた。

応接室で、叔父は何も言わず頭を下げていた。

でも俺の中では、完全に切れていた。

ここはただの町工場じゃない。

叔父が発明した特許モーター。

相手の会社は、そのモーターで全国12工場を回している。

つまり——

止めたら終わる。

でも、あえて言ってきた。

「三割引け」

理由はない。

ただの圧。

「無理なら契約終了」

そして最後に一言。

「底辺でも分かるだろ」

その瞬間、俺は決めた。

「値引きには応じません」

相手が笑う。

「じゃあ終わりだな」

だから俺も言った。

「はい、契約終了で」

その場で通知を出した。

特許使用、即時停止。

叔父も止めなかった。

むしろ静かに頷いた。

翌日。

全部止まった。

全国12工場。

ライン停止。

出荷停止。

現場パニック。

代替品は使えない。

制御が合わない。

つまり——

完全に詰み。

昼前から電話が鳴り続けた。

でも橋田じゃなかった。

社長だった。

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「お願いします、撤回してください」

声が震えていた。

昨日までの態度とは別人だった。

応接室で再会。

今度は全員、頭を下げていた。

橋田もいた。

でも目が泳いでた。

俺は淡々と言った。

「条件があります」

・使用許諾の再契約
・特許使用料の支払い
・担当者の交代

社長は即答した。

「受けます」

橋田が口を開きかけた。

その瞬間。

「黙れ」

社長の一言で止まった。

さらに叔父が言った。

「そもそも、今までタダだったんだ」

空気が止まった。

そう。

5年間、使用料ゼロ。

前社長との約束だった。

つまり相手は——

👉 タダで使い続けて、さらに値切ろうとした。

社長の顔色が変わった。

完全に理解した顔だった。

そして、もう一つ。

俺は静かに出した。

証拠。

橋田の別件。

社内女性へのストーカー行為。

画像も揃っていた。

社長は即決した。

「橋田は外す」

その場で終わった。

降格。

左遷。

すべて一瞬だった。

その後、工場は復旧した。

でも失ったものは大きい。

信用。

時間。

そして橋田の立場。

俺は現場に戻った。

油の匂いの中で思った。

町工場は小さい。

でも——

技術と約束は、小さくない。

見下したやつほど、最後にそれを思い知る。

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