娘が2歳の時に不倫して離婚した元妻が他界→元義両親に呼ばれ訪ねると遺品の手紙で全てが覆された話
2026/04/02

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娘が2歳のとき、離婚した。

理由はシンプルだった。

元妻の不倫。

何度も話し合った。

やり直そうともした。

でも無理だった。

最後に離婚を選んだのは、元妻だった。

それから数年。

娘と二人で生きてきた。

正直、大変だった。

でも、娘の笑顔があれば何とかなった。

そんなある日、連絡が来た。

元義両親からだった。

「お願いだから、一度来てほしい」

ただ事じゃないと思った。

そして聞かされた。

元妻が亡くなった、と。

頭が追いつかなかった。

恨みもあった。

でも同時に、娘の母親だった。

だから行くことにした。

元義実家に入ると、空気が重かった。

写真が置かれていた。

あの人の顔だった。

元義母が言った。

「来てくれてありがとう」

声が震えていた。

そして元義父が言った。

「最後に言ってたんだ」

少し間を置いて続けた。

「娘のことは、あなただから安心できるって」

その言葉で、胸が詰まった。

正直、意外だった。

あの人がそんなことを言うとは思ってなかった。

そのあと、遺品整理を手伝った。

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そこで見つかった。

一通の手紙。

俺宛だった。

震える手で開いた。

そこに書いてあったのは——

謝罪だった。

「あなたを傷つけたこと、本当に後悔してる」

そして最後に書いてあった。

「娘をお願いします」

それを読んだ瞬間、涙が出た。

怒りでもなく、恨みでもなく。

ただ、終わったと思ってたものが、
ちゃんと終わってなかったことに気づいた。

元義母が言った。

「ずっと気にしてたのよ」

その言葉で全部つながった。

あの人は逃げた。

でも、全部捨てたわけじゃなかった。

少なくとも、娘のことだけは。

帰り際、元義父が言った。

「これからも会いに来ていいか」

俺は迷わなかった。

「もちろんです」

家に帰って、娘の顔を見た。

何も知らずに笑っていた。

その顔を見て思った。

過去は変えられない。

でも、残されたものはある。

あの手紙で、全部許せたわけじゃない。

でも——

前に進める理由にはなった。

それだけで十分だった。

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