「そのネイル不快。病院でオシャレするな」患者が本気クレーム→掲示板に貼られた結果、待合室の空気が一変した件
2026/04/02

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病院の掲示板に貼られた一枚の紙を見て、私は思わず足を止めた。
そこにはこう書かれていた。

「医療従事者がおしゃれをするのは不快です。オシャレは休日にして下さい。」

それは患者からのクレームだった。
私はその病院で働く看護師だ。

数日前、外来が混み合う中、五十代くらいの女性患者に呼び止められた。
「その爪、何?」
彼女は私のネイルを見て眉をひそめた。

私は薄いベージュのネイルをしていた。病院の規定内で、業務にも問題はない。
だが女性は言った。

「患者は苦しんでるのに、あなたはおしゃれ?」

私は何も言い返さなかった。

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その数日後、掲示板にその内容とほぼ同じ文章が貼られていた。
同僚は苦笑いした。

「昨日も残業4時間なのにね」

主任も言った。
「規定の範囲なら問題ない。禁止にはしない」

その日の午後、例の女性が再び現れた。
掲示板を見て腕を組みながら言った。

「まだその爪?」

その時、近くにいた年配の男性患者が静かに言った。

「看護師さんは朝からずっと働いてるの見てたよ。爪より大事なものがあるだろ」

すると他の患者も続いた。
「助けてもらえればそれでいい」
「そんなこと気にしたことない」

空気は一瞬で変わった。

女性は舌打ちして、そのまま病院を出ていった。

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待合室では小さな拍手が起きた。

患者の痛みは理解する。
でも――医療従事者だって、人間なのだ。

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