京都で小学生が行方不明になった事件があり、すでに2週間ほどが経っています。こうした場合、もし身代金目的の誘拐であれば、子供が生きている可能性はあります。しかし金銭目的でない場合、長期間子供を隠し続けるのは難しいとも言われています。
この事件にはいくつか不自然な点があります。例えば、すでに捜索された場所から後になって突然リュックが見つかったことです。しかも雨が降っていたはずなのに濡れていなかったという話もあります。また監視カメラの映像には、子供が車から降りた様子が確認されていないとも言われています。このように証言と証拠が食い違っている部分もあり、警察はある程度の見当をつけている可能性もありますが、決定的な証拠がなければ逮捕はできません。
昔から、子供や高齢者が突然姿を消す現象は「神隠し」と呼ばれてきました。しかし実際には、その多くが犯罪や人間関係の問題で説明できると考えられています。ヨーロッパでは子供を誘拐して国境を越えて連れ去る犯罪も存在します。
日本では、子供を失った人が別の子供を連れ去り、自分の子供として育ててしまうケースがあるとも言われています。
また未解決事件の中には、実は犯罪ではないケースもあります。家出や駆け落ち、DVから逃げた配偶者などです。日本では年間およそ7万9000人が行方不明として届け出られますが、多くは数日以内に見つかります。
誘拐事件自体は年間200件以上ありますが、その多くは親権トラブルなど家族間の問題です。完全な金銭目的の誘拐はそれほど多くありません。つまり「神隠し」と呼ばれる出来事の多くは、実際には現実的な理由によって起きている可能性が高いと考えられています。