旦那「専業なのに何も家事しないな!」
私「下の子が熱出して私から離れないんだよ!」
旦那「子供を理由にして怠けるな!」
その一言で、空気が一気に凍った。
私はその日も、いつも通りに動いていた。
朝は弁当作り、義両親の食事の準備、掃除、子どもの世話。
ただ二日前から下の子が熱を出し、ずっと抱っこから離れない状態だった。
思うように家事が進まないのは事実だった。
それでも必死にやっていたつもりだった。
しかし夫の目には「何もしていない」に見えていた。
「料理も掃除もできてないじゃないか」
「もっと我慢しろ」
「言い訳ばかりするな」
私は静かに言った。
「じゃあ完璧な嫁をもらって。実家帰るわ」
その瞬間、夫の表情が変わった。
「……今のは違う、カッとなっただけだ」
「本気じゃない」
でも、その言葉は一度や二度ではなかった。
喧嘩のたびに同じように責められ、その後に同じように取り繕われる。
義両親も同居している中で、
夫の不満は義両親に伝わり、そこから私への不満へと変わっていく。
気づけば私は「全部の原因」にされていた。
それでも出ていかなかったのは、
自分にも悪いところがあるのかもしれないと思っていたからだった。
その日は結局、引き止められた。
空気は元に戻ったように見えた。
しかし心の中のモヤモヤは消えなかった。
「また同じことが起きたら、次は出ていく」
そう思いながらも、現実に戻ると足が止まる。
同居が始まってから、体にも異変が出ていた。
じんましん、体調不良、そしてストレスによる不調。
病院では毎回同じことを言われる。
「ストレスですね」
それを夫に伝えても返ってくるのは、
「我慢が足りない」
その一言だけだった。
気づけば1ヶ月で5キロ痩せていた。
痩せたことを喜ぶ気持ちより、怖さの方が大きかった。
「なんで結婚したんだろう」
ふと、そんな言葉が頭をよぎる。
お金の管理は任されていない。
自分の貯金もほぼゼロ。
独身時代の貯金も生活費で消えていた。
「お前は計画性がない」
そう言われるたびに、何も言い返せなくなる。
今はまだ動けない。
でも心のどこかで分かっている。
次に同じことが起きたとき、
私はもう今のままではいられないかもしれない。