2人目の妊娠が発覚したが、夫も私も身に覚えがない。私「絶対にウワキしていない、夫としか有り得ない」夫「俺の子じゃなかったら愛せないし、俺の子だったとしても実感がわかない」
2026/06/04

広告

二人目の妊娠が分かった日、私は喜びより先に、言葉を失った。

検査薬の線ははっきり出ていた。病院でも妊娠は確定。けれど、私にも夫にも、どうしても身に覚えがなかった。

もちろん、私は浮気などしていない。夫以外の男性と関係を持ったことなど一度もない。だから私は、夫に何度も訴えた。

「絶対に浮気なんてしてない。夫としか有り得ない」

しかし夫の表情は固いままだった。

「俺の子じゃなかったら愛せない」

その言葉に、胸を刺されたような痛みが走った。

さらに夫は続けた。

「たとえ俺の子だったとしても、正直、今は実感がわかない」

私はその場で何も言えなくなった。

疑われたことよりも、これから生まれてくる命を前にして、夫が最初に口にしたのが“愛せるかどうか”だったことが、何より苦しかった。

それから家の空気は一変した。夫は私を責めるわけではない。だが、目を合わせなくなった。上の子が無邪気に「赤ちゃんいるの?」と聞くたび、私は笑顔を作るのに必死だった。

広告

このままでは家族が壊れる。そう思った私は、病院で医師に相談した。すると医師は、妊娠時期のズレや排卵の遅れ、心当たりが曖昧になるケースもあると、落ち着いて説明してくれた。

そして後日、夫婦で改めて話し合うことになった。

私は夫に言った。

「疑うなら、ちゃんと確認しよう。でも確認する前から、この子を否定する言葉だけは言わないで」

夫は黙っていた。しばらくして、深く頭を下げた。

「ごめん。怖かったんだ。自分が信じられなくなって、君まで傷つけた」

その後、必要な検査と説明を受け、夫は少しずつ態度を変えていった。お腹に手を当てることも増え、上の子と一緒に名前を考えるようにもなった。

あの日の言葉は、簡単には忘れられない。

けれど私は思う。

夫婦に必要なのは、疑わないことではない。疑いが生まれた時に、相手を傷つける前に、事実と向き合う覚悟なのだと。

広告

AD
記事