高校生が書いた卒業文集が、ただの思い出話ではなかった。
最初に読むと、学校祭や体育祭、クラスメイトや先生への感謝をつづった普通の文章に見える。
「最初は良いとは思っていなかったけど、今ではもう少し皆と過ごしたかった」
そんな青春らしい締め方で、少し泣ける内容。
ところが、ある読者が文章の“ある部分”に気づいてしまった。
よく見ると、行の頭や言葉の並びに、別のメッセージが隠されていたのだ。
表向きはまじめな卒業文集。
でも裏には、高校生らしいユーモアと遊び心。
先生に怒られないギリギリを攻めながら、ちゃんと読めばクスッと笑える仕掛けになっている。
思い出を語りつつ、最後に読者まで驚かせるセンス。
これはただの卒業文集じゃない。
三年間の集大成として、なかなか完成度が高すぎる。