「今日美容室って言ったでしょ!早く帰って犬の散歩!」葬儀中に姑の鬼電がスピーカーで響き渡り…静まり返る会場、義父が震え出した“まさかの理由”に衝撃
2026/03/31

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父の葬儀は静かな斎場で行われ、私は喪主として焼香に訪れる人々に頭を下げ続けていた。胸の奥は空っぽで、涙も枯れたはずなのに、ふと息が詰まる。そんなとき、バッグの中のスマートフォンが何度も震えた。相手は姑だった。着信は止まず、私は控室の隅に移動したが、震える手で誤ってスピーカー通話を押してしまう。

次の瞬間、会場に姑の甲高い声が響いた。

「美容室に行くんだから、早く帰って犬の散歩をしなさい! 葬式なんていつまでもやってる場合じゃないでしょ!」

その場の空気が凍りつき、親族の視線が一斉に私へ向く。すると隣にいた義父が、震えながらもゆっくり立ち上がった。

「今日は父上の葬儀だ。美容室でも犬の散歩でもない」

さらに義父は、「お前がいると、誰も何も言えなくなる。だが今日は黙れない」と告げ、「明日、弁護士に会う。お前が家族にしてきたことは全部話す」と言い切って通話を切った。

葬儀に響いたのは、ただの非常識な怒声ではなかった。

それは長年家族を縛ってきた鎖の音だった。そして義父の震えは、その鎖を断ち切る決意の震えだった。

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