家に車を突っ込まれた被害者なのに「修理費を数百万立て替えて」と言われた私、ついに我慢の限界だった
2026/05/12

広告

あの日の夕方。

突然、
家が揺れた。

ドンッ!!!!

爆発みたいな音だった。

慌てて外へ飛び出した瞬間、
私は言葉を失った。

車が、
うちの庭に突っ込んでいた。

植木は潰れ、
ブロック塀は崩れ、
家の壁まで壊れている。

「……は?」

頭が真っ白になった。

近所の人たちも出てきて、
辺りは騒然としていた。

運転席から出てきたのは、
高齢の男性だった。

顔色は真っ青。

「すみません……」

震える声だった。

警察が来て、

広告

事故処理が始まった。

幸い、
家族にも相手にも怪我はなかった。

でも、
家は完全に壊された。

警察は言った。

「保険会社が対応しますので」

私はその言葉を聞いて、
少し安心した。

まあ、
保険会社が入るなら大丈夫だろう。

——そう思っていた。

甘かった。

事故から一週間。

何も連絡が来ない。

二週間。

まだ来ない。

三週間。

さすがにおかしいと思って、
こちらから電話した。

やっと繋がった担当者は、
事務的な声で言った。

「確認しますので、お待ちください」

それだけ。

そしてまた、

広告

音沙汰なし。

気づけば、
事故から二ヶ月が経っていた。

壊れた壁はそのまま。

庭には、
事故の跡が残ったまま。

なのに、
保険会社からは何の進展もない。

また私から電話した。

すると担当者は、
まるで普通みたいな口調で言った。

「現在、査定を進めています」

私は思わず言った。

「……もう二ヶ月ですよ?」

でも返ってきたのは、

「もう少々お待ちいただければ」

その一点張り。

こちらが連絡しない限り、
向こうからは何も動かない。

被害者なのに、
なんで私が追いかけなきゃいけないの?

正直、


その頃には事故そのものより、
保険会社へのストレスの方が大きかった。

そして事故から四ヶ月。

やっと担当者から電話が来た。

「修理についてですが——」

ようやく進む。

そう思った。

でも次の瞬間、
私は耳を疑った。

「修理費を一旦立て替えていただけますか?」

「……は?」

本気で意味が分からなかった。

「数百万ほどになると思いますが、
先にお支払いいただいて——」

そこで私は、
言葉を遮った。

「ちょっと待ってください」

自分でも驚くくらい、
冷静な声だった。

「家に車を突っ込まれたの、


こちらですよね?」

「はい……」

「その被害者が、
数百万を立て替えるんですか?」

電話の向こうが静かになった。

私は続けた。

「事故から四ヶ月、
こちらから何度も連絡して、
やっと進んだ話がそれですか?」

担当者は小さく咳払いした。

「通常の手続きで——」

その瞬間、
私ははっきり言った。

「それ、普通じゃないですよね」

怒鳴ってはいない。

でも、
一切引かなかった。

「被害者に数百万立て替えさせるのが、

御社の通常なんですか?」

沈黙。

数秒後。

担当者の声が変わった。

「……確認いたします」

そして——
そこから急に話が動き始めた。

四ヶ月も止まっていた査定。

進まなかった修理。

全部、
数日で一気に進んだ。

その時、
私はやっと理解した。

保険会社って、
被害者が黙っていると、
本当に後回しにするんだ。

事故も最悪だった。

でも、
もっと苦しかったのは、
“被害者なのに戦わされること”だった。

時間も奪われる。

心も削られる。

しかも最後は、
金まで出せと言われる。

だから私は思った。

怒鳴る必要はない。

でも、
「おかしいですよね?」
とは、
絶対に言わなきゃダメなんだって。

黙ってる被害者は、
本当に舐められるから。

広告

AD
記事