私が出産した時に「うちは今余裕がないの」と言って出産祝いをスルーした夫の姉。百日の祝いには呼んでもいないのにやってきて「え?なんでうちの分のお膳がないの?」と言ってきた。
2026/06/01

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娘の百日祝いの日だった。

両家の家族だけで集まり、娘の健やかな成長を祝う大切な日。

料理の準備も終わり、ようやく一息ついた頃だった。

突然、玄関のチャイムが鳴った。

「誰だろう?」

そう思いながらドアを開けた瞬間、私は言葉を失った。

そこに立っていたのは義姉だった。

しかも、見たこともない真新しい外車で乗り付けてきている。

思わず車と義姉の顔を何度も見比べた。

なぜなら、この人は私が出産した時、

「うちは今余裕がないの」

そう言って出産祝いを一切くれなかった人だからだ。

もちろん、お祝いが欲しかったわけじゃない。

事情があるなら仕方ない。

そう思っていた。

でも、目の前には新車の高級外車。

正直、複雑な気持ちになった。

さらに驚いたのは、義姉が手ぶらだったことだ。

紙袋一つ持っていない。

赤ちゃんへのプレゼントもない。

私は嫌な予感がした。

そしてその予感は見事に当たった。

義姉は当然のような顔で家に入り、並べられた料理を見回した。

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その後、不機嫌そうに眉をひそめて言った。

「え?なんでうちの分のお膳がないの?」

一瞬、耳を疑った。

出産祝いはなし。

招待もしていない。

それなのに、自分の席が用意されていると思っていたらしい。

部屋の空気が一気に凍り付いた。

後から聞いた話では、義母が勝手に百日祝いの日程を教えていたらしい。

義母としては家族だからと思ったのかもしれない。

でも私からすれば迷惑以外の何物でもなかった。

その場で何も言えずにいると、義父が静かに立ち上がった。

そして義姉に向かって言った。

「お前は呼ばれてないだろう。帰りなさい」

普段は温厚な義父だったが、その時だけは本当に怒っていた。

義姉は不満そうな顔をした。

しかしさすがに居づらくなったのか、渋々帰ることになった。

私は少しホッとした。

これでせっかくのお祝いを続けられると思った。

ところが、最後にさらに信じられないことが起きた。

私の母が、

「せっかく来たんだから」

と気を遣い、実家側で用意していた引き出物を義姉に渡したのだ。

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私は思わず固まった。

普通なら断るだろう。

少なくとも遠慮するだろう。

ところが義姉は何の躊躇もなく受け取った。

「ありがとう」

そう言って笑顔で車に乗り込み、そのまま帰っていった。

残された私たちは何とも言えない空気になった。

娘の百日祝い。

本来なら幸せな思い出になるはずの日だった。

それなのに今でも思い出すのは、義姉の

「え?なんでうちの分のお膳がないの?」

という言葉だ。

出産祝いはくれない。

手ぶらで押しかける。

招待もされていない。

それでも食事は当然、引き出物も当然。

あの日ほど「図々しい」という言葉がぴったりな人を見たことはない。

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