「何これ?まっず〜w」
お盆の夜、私が朝から作った煮物を義妹の明子はそう言い放ち、皿ごと台所へ持っていきゴミ箱へ捨てた。私はただ呆然と立ち尽くした。
私は和美。夫と三歳の息子、そして義父と暮らしている。義母が倒れてから同居を始め、亡くなった後も落ち込む義父を支えながら家事と育児を続けてきた。
しかし義妹の明子は「父が心配」と言いながら頻繁に帰ってきては、家事も手伝わず料理に文句ばかり。「ここは私の実家よ」と言い放つ始末だった。
そしてお盆の夜、ついに我慢の限界が来た。夫が怒ろうとすると、義父が立ち上がり怒鳴った。
「そんなやつは今すぐ帰れ!」
義父は続けた。
「母さんが倒れた時、最後まで世話をしたのは和美さんだ。お前は何をした?」
さらに義父は封筒を取り出した。中には明子の浮気を示す証拠写真。生前の義母が探偵に調査させていたものだった。
それを見た義弟は青ざめ、「離婚だ」と言い放った。
明子は泣き崩れたが、義父は静かに言った。
「もうこの家に来るな」
その後、明子は離婚し慰謝料を背負うことになった。
一方で義父は少しずつ元気を取り戻し、家には穏やかな日常が戻った。
あの夜、料理は捨てられた。
でも、私の努力まで無駄になったわけではない。
本当に大切な人は、ちゃんと見ていてくれる。
そして、人を踏みにじる者には必ず報いが来るのだ。