USJ前で「7000円で譲ります」と声をかけられた——姪のために買ったチケットは“使用済み”だった
2026/05/10

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「え、7000円でいいんですか?」

USJの地球儀前。

私は姪っ子と一緒に、
入園前から写真を撮って盛り上がっていた。

姪っ子にとって、
人生初のUSJ。

朝からずっとテンションが高くて、
「マリオ行きたい!」
「ミニオンも乗りたい!」
って、
目をキラキラさせていた。

そんな時だった。

突然、
二人組の女性に声をかけられた。

一人は金髪ロング、

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もう一人はショートカット。

「すみません、
一人来られなくなっちゃって、
チケット余ってるんですけど買いませんか?」

そう言って見せられたチケット。

しかも、
7000円。

安い。

正直、
かなり安かった。

でもその瞬間、
心の奥で警戒心も動いていた。

——これ、
大丈夫?

騙されない?

頭の中で、
めちゃくちゃ葛藤した。

でも。

隣を見ると、

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姪っ子が嬉しそうに地球儀を見上げている。

「早く入りたいね!」

その笑顔を見た瞬間、
私は思ってしまった。

もし本物なら、
かなりお得。

もし嘘でも、
今日だけは楽しい日にしたい。

私は財布を握りながら、
「お願いします」と言った。

でも、
完全には信用していなかった。

だから私は、
相手の特徴を全部覚えた。

金髪ロング。
ショートカット。

服装。
声。
身長。

全部。

万が一、
何かあった時のために。

そして、
チケットを受け取り、
そのまま入園ゲートへ向かった。

姪っ子は、
もう完全にUSJモード。

「わぁー!!」

テンションMAX。

でも私は、
まだ少しだけ不安だった。

そして——

スタッフがチケットを読み込んだ瞬間、
空気が変わった。

ピッ。

スタッフの顔が止まる。

「……あの、
こちらのチケットなんですが」

嫌な予感がした。

「すでに2025年11月に使用済みです」

……え?

一瞬、
頭が真っ白になった。

え、
何それ。

使用済み?

今、
何て言った?

姪っ子は隣で、
まだ何も分かっていない。

私は無理やり笑顔を作った。

「ちょっと待ってねー」

でも内心は、
完全にパニックだった。

やられた。

7000円、
普通に詐欺だった。

怒りで頭が熱くなる。

でも、
その場で崩れるわけにはいかなかった。

姪っ子の前だから。

私は深呼吸した。

そしてまず、
スマホを開いた。

相手の特徴をメモ。

時間。
場所。
やり取り。

全部残した。

さらに、
チケット画面も撮影。

そのあと、
SNSへ投稿した。

「USJ前でチケット詐欺に遭いました」

「金髪ロングとショートカットの二人組」

「7000円でも、
その場で必ず確認してください」

すると、


すぐに反応が来た。

「怖すぎる」
「うちも気をつけます」
「同じ人見たかも」

通知が止まらない。

その瞬間、
少しだけ思った。

あぁ、
投稿してよかった。

7000円は戻らない。

でも、
次の被害者を止められるかもしれない。

その後、
私は正規チケットを買い直した。

正直、
痛かった。

でも。

姪っ子が

「今日めっちゃ楽しい!!!」
って笑ってるのを見たら、
なんだか全部どうでもよくなった。

苦い思い出にはなった。

でも同時に、
忘れられない思い出にもなった。

そして私は、
心の中で静かに誓った。

——次は絶対、
騙されない。

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