余命半年の父の病室で、兄夫婦は私に言い放った。
「遺産5億は全部俺たちがもらう」
「お前は血が繋がってないんだから権利なんてない」
私は父の連れ子だった。
でも、1歳の頃から育ててくれた父は、私にとって本当の父だった。
遺産なんていらない。
そう思って、私は相続放棄の書類にサインした。
兄夫婦は葬儀にも出ず、豪邸と高級車を買って大はしゃぎ。
ところが数日後、顔色を失った。
父が残したのは5億だけじゃなかった。
10億円の借金も相続対象だったのだ。
しかも父は、生前から全て計画していた。
私には別ルートで財産が渡るよう手配済み。
「血が繋がってない」と笑った兄夫婦は、最後に父の本当の怒りを相続した。