フードコートで。ママ集団「8人いるのでそこ譲って」私(まだ食べてるのに‥)ママ集団「すみません!耳聞こえないんですか!?」→頭にきて‥
2026/06/17

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フードコートは昼どきになると一気に人で溢れ、空席を見つけるのも難しいほどだった。私はようやく確保した席で、急いで買った食事をまだ食べている最中だった。

そのとき、背後から強い声が飛んできた。

「すみません!8人いるので、そこ譲ってもらえますか?」

振り返ると、同年代のママたちの集団が立っていた。子ども連れで、確かに人数は多い。しかし私はまだトレーを前にしており、食事はほとんど手を付けたばかりだった。

「まだ食べている途中なんですが……」

そう答えると、先頭の女性は表情を崩さず、さらに語気を強めた。

「すみません!耳聞こえないんですか!?」

その言葉が刺さった瞬間、胸の奥で何かが切れたような感覚がした。周囲の視線も集まり、空気が一気に重くなる。

私は静かに箸を置き、ゆっくりと彼女たちの方を見た。

そして、落ち着いた声で言った。

「聞こえています。ただ、ここは公共の場所で、食事中の席を強引に譲るルールはありません」

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一瞬、ママ集団の動きが止まる。

私はさらに続けた。

「もし本当に必要なら、店員さんに空席の確認をお願いしてください。順番は守るべきです」

その場にいた店員が気づき、すぐに間に入り、別の空席を案内し始めた。

ママたちは気まずそうに視線をそらしながら、その場を離れていった。

私は再び食事に戻ったが、フードコートの喧騒の中でも、その一瞬だけ空気がはっきりと変わったのを感じていた。

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