妊婦体験で飛び跳ねる夫? 助産師さんが見たある夫婦の話
2026/04/07

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私は数年前まで助産師をしていました。両親学級に参加する夫婦を見ていると、協力的な旦那さんも多いですが、中にはとんでもない方もいます。ある日、妊婦体験をする夫が、思いのほか軽い動作で「余裕じゃん、これくらいで弱吐いてるのかよ」と飛び跳ね、奥さんの苦労をまったく理解していない場面に出くわしました。

私は思わず一言注意しました。「想像力を少し働かせましょう。妊婦体験は力自慢の場所ではありません」と。夫は一瞬戸惑いましたが、その後も奥さんを支える意識は薄く、口先だけで「俺もっと家事頑張る」と言う程度でした。

そんな中、出産当日。奥さんは痛みに耐えながらも、夫は腰をさすってくれるどころか「俺大丈夫っす」とどこか他人事。私は現場で心がけました。母親を安心させることが最優先です。「大丈夫ですよ、もうすぐ赤ちゃんに会えます」と声をかけ続け、夫の無自覚な行動もカバーしました。

しかし、赤ちゃんが生まれた瞬間、奥さんの母性が一気に目覚めました。

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初めて夫に言い返した瞬間、夫は驚きと嫉妬で混乱します。「お前のことが好きだから嫉妬して…」と青ざめる夫を前に、奥さんは決意を固めました。「離婚しようと思います。自分の子供を適切に育てる父親なんてもういりません」

そして、赤ちゃんを抱き、奥さんは一人で新しい生活を歩み始めました。夫の過剰な嫉妬と無理解に苦しんだ日々は過去のものとなり、親子は助産師として見守った私の目にも、安堵と幸福が映りました。

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