事故で妹夫婦が突然亡くなり、残された姪を私が育てることになった。
幼い姪は夜になると泣き、私は仕事と育児と悲しみで限界だった。
ある日、保育園の帰り道で視界が歪み、そのまま倒れて病院へ運ばれた。
目を覚ますと、そばには泣き疲れて眠る姪。
担当医は、事故で亡くなった妹夫婦の元隣人だった。
事情を知った医師は、信じられない提案をしてきた。
「僕にも、姪ちゃんを支えさせてもらえませんか」
ただの同情ではなかった。
彼は妹夫婦に世話になっていて、姪のこともずっと知っていたという。
後日、公園で再会した姪は彼に駆け寄り、久しぶりに心から笑った。
そして私は知ることになる。
妹が生前、私に紹介しようとしていた相手こそ、その医師だったのだ。