彼女がギックリ腰になったとかで寝てた。それを仮病と思って新年会に出掛けて「1日どうせ家にいるんだから家事くらいやっとけ」とLINE→帰宅したら。
2026/07/02

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「ぎっくり腰で動けない」

正月の朝、彼女はそう言って布団から起きようとしなかった。

俺は鼻で笑った。

「仮病だろ?どうせ寝正月したいだけじゃん。」

俺はそのまま新年会へ出かけ、途中でLINEを送った。

「一日中家にいるんだから、洗濯と掃除くらいやっとけ。夕飯も頼む。」

既読は付いたが返信はない。

「図星だから無視か。」

そう思って酒を飲み、夜になって帰宅した。

玄関を開けると、朝出た時と何も変わっていない。

「本当に何もやってねぇのか!」

怒鳴りながら寝室へ向かうと、彼女はまだ同じ姿勢で横になっていた。

「いつまで寝てるんだ!」

布団を勢いよくめくった瞬間、彼女は顔をゆがめて悲鳴を上げた。

「触らないで…!」

その声があまりにも苦しそうで、さすがに様子がおかしいと思った。

顔は真っ青。額には冷や汗。

慌てて救急相談に電話すると、「すぐ受診してください」と言われ、そのまま病院へ。

診断は重度のぎっくり腰。

医師はレントゲンを見ながら俺に言った。

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「この状態で家事ですか?立ち上がるだけでも激痛ですよ。無理に動けば悪化して入院になることもあります。」

俺は言葉を失った。

帰宅後、彼女は静かにスマホを差し出した。

そこには俺が送ったLINE。

「家事くらいやっとけ。」

その下には、送ろうとして消したまま残っていた文章が表示されていた。

「ごめん。本当に立てない。助けて。」

送信ボタンは押されていなかった。

「どうせ信じてもらえないと思ったから。」

その一言で胸が締め付けられた。

怒られたことよりも、痛みよりも、一番傷ついたのは恋人に仮病だと決めつけられたことだったのだ。

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