マクドナルドに訪れた女子高生がまとめてアイスコーヒーを18個注文。それを後ろで見ていたおばあちゃんがとった行動が…
2026/06/23

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放課後のマクドナルドは、学生や会社員でいつもより混み合っていた。

その中で、制服姿の女子高生が一人、レジの前に立った。

彼女は少し緊張した様子で財布を握りしめ、店員に向かって言った。

「アイスコーヒーを十八個お願いします」

店内が一瞬、静かになった。

店員も思わず聞き返した。

「十八個、ですか?」

女子高生は小さくうなずいた。

どうやら部活動の差し入れらしく、顧問の先生や先輩たちに頼まれて買いに来たらしい。

しかし、十八個もの飲み物を一人で持って帰るのは簡単ではない。

紙袋に入れても重く、カップホルダーを重ねても不安定だった。

後ろに並んでいたおばあちゃんは、その様子をじっと見ていた。

女子高生が両手いっぱいに袋を抱えようとした瞬間、おばあちゃんが静かに前へ出た。

「お嬢さん、それ全部一人で持つの?」

女子高生は慌てて笑った。

「大丈夫です。近いので」

けれど、声とは反対に、手元は明らかに震えていた。

するとおばあちゃんは、自分の注文を後回しにして店員に言った。

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「すみません、この子が持ちやすいように、袋を分けてもらえますか。あと、私も途中まで一緒に持ちます」

女子高生は驚いて何度も断ったが、おばあちゃんは笑って首を振った。

「若い子が困ってるのを見て、知らん顔するほど年は取ってないよ」

その一言で、周囲の空気が少し柔らかくなった。

近くにいた会社員も「一袋持ちますよ」と声をかけ、店員もすぐに袋を補強してくれた。

結局、十八個のアイスコーヒーは、何人かの手で無事に運ばれていった。

女子高生は店の外で何度も頭を下げた。

おばあちゃんはただ笑って言った。

「誰かに助けてもらった日は、今度はあなたが誰かを助ければいいの」

たった十八個のアイスコーヒーが、店内にいた人たちの心まで少し冷たく、そして優しく潤した出来事だった。

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