昭和51年 川崎工業地帯、飲み会後に失踪した25歳女性…昭和60年 上司の娘が発見した9年前の衝撃的真実
2026/06/02

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昭和51年、川崎工業地帯の中堅部品メーカーで経理として働いていた25歳の川島美智子さんは、真面目で控えめな女性だった。毎朝きちんと出社し、伝票と帳簿に向き合う日々。家では両親と暮らし、母親の手伝いも欠かさない、どこにでもいる普通の会社員だった。

その金曜日、契約成立を祝う飲み会が開かれた。主催したのは経理課の田中課長。断りにくい空気の中、美智子さんも一次会、そして二次会まで付き合うことになった。時計が23時半を回った頃、ようやく会は終わる。駅前のタクシー乗り場で同僚たちは解散し、美智子さんは一人でタクシーに乗った。

しかし翌朝、彼女は家に戻っていなかった。

母親が部屋をのぞくと、布団は使われた形跡もなく、カバンや着替えもそのまま。会社に確認すると、飲み会後にタクシーで帰ったことまでは分かった。警察の調べで、運転手は確かに自宅近くで美智子さんを降ろしていた。家まではわずか50メートル。だが、その短い道のりで、彼女は忽然と姿を消した。

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捜査線上には、飲み会を開いた田中課長、そして彼女に好意を寄せていた同僚の佐藤が浮上した。どちらにも不自然な空白時間はあったが、決定的な証拠はない。事件は迷宮入りし、九年の歳月が流れた。

昭和60年、田中課長が亡くなり、娘が遺品整理をしていた時だった。古いアルバムの奥から、一枚の写真が見つかる。そこには、あの夜の飲み会後、知られていなかった場所に立つ美智子さんの姿が写っていた。

消えた50メートルの謎。九年間閉ざされていた真実は、その一枚から静かに崩れ始めた。

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