「男の子は女子トイレ入ったらダメよ!」イオンで突然怒鳴られた。2歳の子どもが慌てて駆け込んだだけなのに「最近の親は常識ない」と説教され、私は思わず言い返した
2026/03/30

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イオンで買い物をしていた時のことだった。

さっきまでイヤイヤ期の2歳児と格闘していて、正直かなり疲れていた。

やっと落ち着いたと思った瞬間、

「トイレ!」と小さな声で言われた。

急いでトイレへ向かう。

子どもは小走りで女子トイレに入っていった。

その直後だった。

「ちょっと!!男の子は女子トイレ入ったらダメよ!」

突然、後ろから怒鳴り声が飛んできた。

振り返ると、知らない女性が腕を組んだままこちらを睨んでいる。

「最近の親って本当に常識ないですね!」

一方的に責め立てられて、

一瞬、何を言われているのか分からなかった。

とりあえず子どもの後を追って中に入り、

個室で用を済ませる。

でも外からはまだ声が続いていた。

「男の子が女子トイレにいるだけで怖い人もいるんですよ!」

正直、余裕がなかった。

でもこのまま終わらせるのも違うと思った。

手を洗って、ゆっくり振り返る。

その女性はまだこちらを睨んでいた。

周りの人も、ちらっとこちらを見ている。

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誰も何も言わない。

私は小さく息を吐いた。

「2歳の子を外で待たせろって?」

女性は一瞬だけ黙った。

でもすぐに言い返す。

「男の子は男子トイレに行くべきです!常識でしょう!」

私は思わず小さく笑った。

「そっちの方が非常識でしょう」

「2歳の子を一人にする方が危ないですよ」

少し空気が変わる。

でも女性は引かなかった。

「とにかく男の子は男子トイレです!」

私はもう一度ため息をついた。

そして子どもを呼ぶ。

小さな背中に手を置いた。

その瞬間、

女性がまた口を開きかけた。

その前に、私は言った。

「この子、女の子です」

空気が止まった。

女性の表情が固まる。

周りで見ていた人たちも、一瞬動きを止めた。

言葉が出てこない様子だった。

私はそのまま続けた。

「それと——」

ほんの少しだけ間を置く。

「私も女として生まれて、女として生きてますけど」

完全に沈黙だった。

さっきまであれだけ強く言っていた女性は、

何も言えなくなっていた。

視線だけが泳いでいる。

そのまま子どもの手を引いて、

足早にトイレを出ていった。

後ろ姿がやけに小さく見えた。

私は子どもの手を握り直して、

ゆっくり外へ出た。

さっきまでの騒ぎが嘘みたいに静かだった。

そして思った。

本当にいるんだな、

こういう人。

でも——

一番決めつけていたのは、

あの人の方だったんだと思う。

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