1年ぶりに夫と別荘へ行くと、玄関前に知らない客が並んでいた。
中から出てきた女は、にこにこ笑って言った。
「お一人様、1泊5万円になりまーす♪」
いや、ここ私たちの別荘なんだけど。
そう伝えると、女は逆ギレ。
「証明できるの?営業妨害で警察呼ぶわよ」
しかも偽物の権利書まで出してきた。
話を聞くと「田中って人から買った」「100万円だった」「でも顔は覚えてない」と供述がブレブレ。
その間に夫が法務局で登記を確認し、私は宿泊予約サイトと利用客の証言を集めた。
結果、女が勝手に別荘を乗っ取り、宿として荒稼ぎしていたことが判明。
警察が到着した瞬間、女の笑顔は消えた。
1泊5万円の隠れ宿。
本当に隠れていたのは、犯罪の証拠だった。