「子供が寝てるんですよ」と指定席をどかない父親。チケットを見せても「自由席ですよね?」と言われたので譲らなかったら、発車直前に親子がUターンしてきてまさかの一言を言った
2026/04/01

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年末の新幹線は、とにかく混んでいた。
だから私は、きちんと指定席を予約していた。

ようやく車両に入り、自分の席番号を確認する。
――するとそこに、若い父親と小さな子どもが座って眠っていた。

「すみません、ここ私の指定席なんですが。」

そう声をかけると、父親は少し不満そうな顔で言った。

「え?ここ自由席ですよ。」

私は黙ってチケットを見せた。

「指定席です。」

父親はため息をつきながら言う。

「でも子供が寝てるんですよ…。」

正直、心の中では
(知るか)
と思った。

私だって立ちっぱなしで移動したくないから、

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ちゃんと指定席を取っている。

「申し訳ないですが、私の席なので。」

そう言うと、父親は渋々子供を抱えて席を立った。
そして別の席を探しに行った。

私はようやく座り、ホッとした。

――と思ったら、発車直前。

その親子がまた戻ってきた。
父親は少し苛立った顔で言った。

「ほら!自由席空いてるじゃないですか!」

通路の向こうを指さしている。

でも私は淡々と答えた。

「ありがとうございます。でも私は指定席を予約しているので。」

父親は何も言えなくなり、
そのまま自由席の方へ戻っていった。

新幹線は静かに発車した。

窓の外の景色を見ながら思った。

指定席って、
「優しさで譲るかどうか」じゃない。

最初から、


誰かがちゃんとお金を払って確保している席なんだ。

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