嫁「あなたが無駄遣いを1年間やめたら子作りする」俺、青天の霹靂。俺「子ども嫌いなの?」嫁「好き嫌いの話じゃない。」せっかく共働きなんだから贅沢したいし子供も欲しいんだが。
2026/05/31

広告

結婚して3年になる。

俺たちは共働きだ。

俺の年収は600万。

嫁は450万。

子どもはいない。

だから俺はずっと思っていた。

今が一番自由な時期だと。

せっかく二馬力なんだから、

多少贅沢してもいいじゃないかと。

実際、嫁も文句を言わなかった。

俺が新しいスマホを買っても、

タブレットを契約しても、

趣味の買い物で数万円使っても、

嫁は笑っていた。

「いつも仕事頑張ってるもんね」

その言葉に甘えていた。

完全に。

きっかけは正月だった。

実家へ帰省した時、

母が突然言った。

「嫁ちゃんにも服買ってあげなさいよ」

俺は笑った。

何を言ってるんだと思った。

嫁だって働いている。

欲しければ買うだろう。

そう思った。

でも帰宅後、

ふと嫁の服を見て気付いた。

同じ服ばかりだった。

そういえば最近新しい服を見ていない。

美容院もいつ行った?

思い出せない。

気になって聞いてみた。

「最近服買った?」

嫁は首を振った。

「何年も買ってないかな」

俺は驚いた。

「なんで?」

広告

すると嫁は当たり前のように言った。

「家計の補填してるから」

意味が分からなかった。

俺たちは共働きだ。

生活は苦しくない。

そう思っていた。

だから正月セールで服を買わせようとした。

でも嫁は断った。

「来月あなたのコート代請求くるでしょ」

「残業代少ないでしょ」

「今は無理」

俺は笑った。

「なんとかなるよ」

「俺もっと残業するし」

すると嫁も笑った。

でもその笑顔は少し寂しかった。

「残業増えたらその分ストレスだって言って買い物増えるでしょ」

「月末に余ったら買うよ」

そして小さく付け加えた。

「余らないけどね」

その言葉が妙に引っかかった。

初めて家計簿を見せてもらった。

そこで俺は凍り付いた。

家のローン。

車のローン。

保険。

積立。

貯金。

生活費。

全部計算されていた。

そしてその赤字部分を埋めていたのは、

嫁だった。

嫁の残業代。

嫁の小遣い。

嫁の我慢。

全部だった。

俺は思わず聞いた。

「じゃあ子どもは?」

すると嫁はしばらく黙った。

そして言った。

広告

「あなたが無駄遣いを1年間やめたら子作りする」

頭を殴られた気分だった。

「え?」

「なんで?」

俺は本気で理解できなかった。

思わず聞いた。

「子ども嫌いなの?」

すると嫁は静かに首を振った。

「好き嫌いの話じゃない」

「私が産休に入ったら今の赤字は埋められない」

「子どもが生まれたらもっとお金がかかる」

「今のままじゃ無理」

俺は反論した。

「子どもできたら無駄遣いしないよ」

すると嫁は即答した。

「信じられない」

その言葉だけだった。

怒鳴りもしない。

責めもしない。

ただ、

信じられない。

その一言だった。

その瞬間、

初めて気付いた。

嫁は俺の浪費を怒っていたんじゃない。

ずっと耐えていたんだ。

服も買わず。

美容院も我慢して。

自分の小遣いまで家計に回して。

俺が自由でいられるように。

そして俺は、

そんな嫁に向かって

「もっと今を楽しめばいいのに」

なんて言っていた。

今思う。

嫁が欲しかったのは貯金じゃない。

節約でもない。

たった1年間でいいから、

俺が本当に変わる証拠だったんだと思う。

子どもより先に、

父親になる資格があるかを見ていたんだ。

広告

AD
記事