節約のためと言って、子供におにぎりだけ持たせて周囲におかずクレクレする保護者を先生に叱ってもらった。→そしたら子供をうちの玄関先に放置する報復をされるように・・・
2026/06/01

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春から息子が幼稚園に入園した。

週に数回お弁当の日がある。

年少さんだから、

少しでも楽しく食べられるように、

好きなおかずを入れたり、

彩りを考えたり、

毎回それなりに頑張って作っていた。

どこの家庭も同じだと思う。

だから、

ある日かかってきた一本の電話には驚いた。

相手は同じクラスのママだった。

開口一番、

「お宅のお子さんが意地悪したんです!」

と言われた。

私は慌てた。

まさかお弁当を落としたのか。

何かトラブルがあったのか。

そう思って事情を聞いた。

ところが話は全く違った。

その子は最初からおにぎりしか持ってきていなかった。

そしてうちの息子がおかずを分けなかった。

それだけだった。

私は一瞬言葉を失った。

つまり、

うちの子は自分のお弁当を食べただけで責められているのだ。

さらにそのママは言った。

「おかずの一つや二つ分けてくれてもいいでしょ?」

「年少なのに二段弁当なんて多すぎる」

「半分ずつ食べればちょうどいいじゃない」

本気だった。

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冗談ではなく本気で言っていた。

私は呆れながら答えた。

「うちの子、すごく食いしん坊なんです」

「二段弁当でも足りなくて帰宅したらすぐおやつ食べるんですよ」

すると相手は怒った。

「そのうちデブになるわよ!」

そう言って電話を切った。

後日、

他の保護者から衝撃の事実を聞いた。

実はその子、

月の後半になると毎回おにぎりだけだった。

しかも理由は貧困ではない。

節約。

ただそれだけ。

周囲の子からおかずをもらう前提だった。

先生たちも以前から問題視していたらしい。

席を離しても、

隙を見て他の子のおかずを取る。

何度注意しても改善しない。

そしてついに保護者面談になった。

担任。

主任。

保護者。

全員揃って話し合った。

しかしそのママは最後まで主張を変えなかった。

「周りが分けてくれれば済む話」

「分けない子供が冷たい」

先生たちも限界だった。

主任先生が立ち上がり、

はっきり言った。

「それならお弁当の日は欠席してください」

教室が凍った。

当然だったと思う。

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ところが、

ここからが本当の地獄だった。

夏休みに入って数日後。

昼前にインターホンが鳴った。

玄関を開ける。

誰もいない。

しかし足元を見ると、

その子が立っていた。

小さなリュックを背負い、

黙って立っていた。

周囲を見回しても母親はいない。

後で分かった。

同じことが、

おかずを取られていた他の家庭でも起きていた。

つまり、

先生に叱られた腹いせに、

子供を私たちの家へ置いていったのだ。

まるで、

「あなたたちが食べさせればいい」

と言わんばかりに。

さらに驚いたのは、

その家庭が決して貧しくなかったことだ。

近所では有名だった。

貯金は数千万円。

旅行も行く。

外食もする。

ただ、

目標貯金額を守るために、

子供の食費だけ削っていた。

私は怒りを通り越して悲しくなった。

お金がないわけじゃない。

食べさせられないわけでもない。

それなのに、

子供だけが我慢していた。

結局、

問題はお弁当ではなかった。

おにぎりでもなかった。

「周囲が補ってくれるから自分は何もしなくていい」

そんな考え方そのものが問題だったのだ。

そして一番の被害者は、

間違いなくあの子供だったと思う。

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