私はとうとう我慢の限界を迎え、クズ上司の元を退職することにした。
毎日の理不尽な指示、威圧的な態度、無理難題――耐えに耐え抜いた日々に終止符を打つ瞬間だった。
退職の当日、上司は薄ら笑いを浮かべながら「まぁ、せいぜい頑張れよ」と言い放った。私の心はすでに冷めていた。
その時、ふと思いついた。今まで散々振り回された“私の備品”、このオフィスに残しておく義理はない――。
その日の夜、私は一つひとつ、自分のデスク周りの備品をまとめて持ち帰った。ペン、書類、マグカップ、誰も気にしないと思っていた小さな付箋まで、すべて私の手元に戻した。
翌日、上司がオフィスに来た瞬間、デスクを見て顔色が変わった。
「…これ、全部…?」
驚きと焦りで言葉を失う上司の姿。まるで自分の力が一瞬で消えたかのように、手も足も出ない。
私は心の中でほくそ笑む。これまでの理不尽を、ちょっとだけ返せた瞬間だった。
そして、何よりも自由になった自分の未来を思い描き、深呼吸した――もう、あのクズ上司の顔を見る必要はない。
ざまあみろ、クソ上司。今、私は完全に解放されたのだ――。