250円渡してファミチキ買いに行かせたら「渡してますよ」で終わらされた→防犯カメラ確認した結果
2026/04/01

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娘が戻ってきた瞬間、違和感があった。

手ぶらだった。

「どうしたの?」

そう聞くと、少し迷いながら言った。

「お金だけ取られて、何ももらってない…」

最初は聞き間違いかと思った。

でも、もう一度同じことを言う。

「お釣りも、レシートも、もらってない」

その声が小さくて、自信がなさそうで——

ああ、この子、信じてもらえなかったんだ。

その瞬間、ただ事じゃないと分かった。

すぐに店に戻った。

レジにいた店員に事情を説明する。

でも返ってきたのは、あまりにも軽い一言だった。

「渡してますよ」

そして続けて、

「受け取ってないなら、そっちの問題ですよね」

……は?

あまりにも当然みたいに言われて、一瞬言葉が出なかった。

その横で、娘が小さな声で言う。

「ちゃんとお金、出したよ…」

でも、店員はこっちを見ようともしない。

完全に“話は終わり”という態度だった。

その時だった。

娘が、涙をこぼした。

「うそじゃない…!」

その一言で、頭の中が切り替わった。

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――ああ、もういい。

私は一歩前に出て、落ち着いた声で言った。

「店長を呼んでください。防犯カメラ確認します」

その瞬間、空気が変わった。

さっきまで面倒そうだった店員の表情が崩れる。

「いえ、その…確認しますので…」

明らかに動揺していた。

でも止めなかった。

「店長を呼んでください。カメラで確認します」

もう一度だけ、はっきり言った。

数十秒後、店長が出てきた。

事情を説明すると、すぐに対応が変わった。

防犯カメラの確認。

結果はすぐだった。

お金は受け取っている。

でも、商品もお釣りも渡していない。

完全に店側のミスだった。

店長と店員は揃って頭を下げた。

「大変申し訳ありませんでした」

「返金と商品、それとお詫びを——」

そこまで聞いて、私は止めた。

「いいです」

自分でも驚くくらい、冷静な声だった。

娘の手を握りながら言った。

「それで、この子の気持ちは戻りますか?」

一瞬で、空気が止まる。

誰も何も言えなかった。

私は店員を見て続けた。

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「嘘つきみたいに扱われて、怖い思いして」

「それ、なかったことにできますか?」

店員は俯いたまま、動かなかった。

私は最後に一言だけ言った。

「子どもを軽く見ないでください」

そのまま店を出た。

外に出ると、娘はまだ少し涙を残していた。

でも、小さく言った。

「言ってくれてありがとう」

その一言で、胸の奥が少し軽くなった。

正直、悔しさは消えない。

でも——

あのまま終わっていたら、

もっと後悔していたと思う。

あの時、止めてよかった。

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