“特上うな丼180円でしょ?”と本気でゴネる客が現れたが、最後は一言で空気が変わった話
2026/04/29

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夜、すき家でご飯を食べ終えてレジに並んだ。

前には一人の女性。

金髪ボサボサで、ラフな格好。

正直、少し目立っていた。

店員が言った。

「1180円です」

すると女性がすぐに返した。

「は?違うでしょ」

その時点で、嫌な予感がした。

「180円でしょ?」

店員は一瞬止まったが、落ち着いて答えた。

「特上うな丼は1180円でございます」

でも女性は引かない。

「外に180って書いてあったし」

そう言って財布を開いた。

「ほら、250円しかない」

完全に“払う気がない”流れだった。

俺はちらっと外を見た。

確かに、のぼりには「特上うな丼1180円」と書いてある。

でも縦書きで、一瞬だけ180に見えなくもない。

……いや、それでも普通は分かる。

180円で特上うな丼はない。

店員も困っていた。

「申し訳ありませんが……」

女性は腕を組んで言う。

「紛らわしい書き方する店が悪いでしょ」

完全にゴネモード。

正直、並んでるこっちも面倒だった。

早く終わってほしい。

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そう思って「あのー」と声をかけようとした時だった。

女性が振り返った。

その瞬間、なぜか一瞬固まった。

顔が妙に印象的だった。

そして女性は、急に距離を詰めてきた。

「ねえ……払ってくれない?」

上目づかい。

完全に他人を巻き込むスタイル。

でも、無理だった。

普通に無視した。

すると女性はすぐにターゲットを変えた。

後ろにいた中年男性に同じことを言う。

「ねえ……らめぇ〜?」

男は困った顔で固まる。

その時だった。

店内から声が飛んだ。

「姉ちゃん、調子乗ってんじゃねえよ」

振り向くと、作業着の兄ちゃん。

その一言で空気が変わった。

女性は一瞬黙った。

さっきまでの強気が消えた。

そのまま店員に連れられて奥へ。

俺たちは何事もなかったかのように会計を済ませた。

店を出ながら、ふと思った。

あれ、本気だったのか。

それとも最初からゴネるつもりだったのか。

ただ一つだけ言えるのは、

特上うな丼が180円だったら、

俺も毎日来てる。

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