「“無理です”って言ってるのに無理やり飲まされた」→倒れて救急搬送→現れた彼氏の一言で空気が一変し、上司が会社から消えた話
2026/04/29

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あの日の飲み会は、最初から少しおかしかった。

歓迎会。

断れない空気。

でも私は、最初にちゃんと言っていた。

「お酒、ほんとに弱くて…無理なんです」

何度も言った。

はっきり言った。

それでも、笑われた。

「一杯くらい大丈夫でしょ」

「空気読もうよ」

そのままグラスを持たれた。

断ろうとした。

でも、押し切られた。

口元まで持ってこられて——

一気に流し込まれた。

喉が焼けるみたいだった。

そのあと、よく覚えていない。

気づいたら、トイレにいた。

立てなくて、
そのまま意識が遠のいた。

次に目を開けた時、
知らない天井だった。

病院だった。

点滴の感覚と、
体のだるさだけが残っていた。

周りに人の気配があった。

会社の人と、誰か。

そして、その声が聞こえた。

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低くて、抑えた声。

「誰が飲ませた?」

一瞬で、空気が変わった。

あの場にいた人たちが、
一斉に黙った。

私はその声の主を知っていた。

彼氏だった。

普段は穏やかな人。

でも、その時は違った。

完全に怒っていた。

「無理って言ってたよな?」

静かに確認する声。

誰も答えない。

でも、逃げられなかった。

上司が小さく言った。

「……俺です」

その瞬間だった。

彼氏の視線が、まっすぐ向いた。

「部下だからって、何していいか分かってる?」

一言だった。

でも、重かった。

言い訳しようとしていた上司の口が止まった。

その場にいた全員が分かっていた。

これはもう、“飲み会のノリ”じゃない。

完全にアウトだって。

その日は、それ以上何も起きなかった。

でも終わりじゃなかった。

数日後。

彼氏が会社に来た。

そして、そのまま話し合いになった。

社長も出てきた。

状況説明。

診断書。

証言。

全部揃っていた。

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逃げ場はなかった。

結果はすぐ出た。

上司は自主退職。

応じなければ、会社としても対応する。

そう言われていたらしい。

結局、その人は会社からいなくなった。

噂で聞いた。

今はもう、別の仕事をしてるらしい。

あの日、あの一杯で。

私の体も、怖さも、全部変わった。

でも同時に、はっきりした。

「ノリ」じゃ済まないことはある。

そしてもう一つ。

ちゃんと怒ってくれる人がいるだけで、
守られることもあるってこと。

あの時、もし何も言われなかったら。

きっと“よくある話”で終わっていた。

これって、

飲み会の問題なのか、
それとも最初から分かってた“人の問題”なのか。

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