新人歓迎会で俺だけ席なし→部長に学歴バカにされその場で帰宅→翌日まさかの展開で立場が逆転した話
2026/04/02

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あの瞬間、全部分かった。

この会社に、俺の居場所はないって。

新人歓迎会の会場に入った時だった。

テーブルには予約札が並んでる。

でも——俺の席だけ、ない。

最初は見間違いかと思った。

でも何度見てもない。

名札も、箸も、グラスも、何もない。

空席はあるのに、俺の分だけ用意されてない。

その時点で理解した。

これはミスじゃない。

最初から外されてる。

周りの同僚も気づいてた。

でも誰も何も言わない。

目を逸らすだけ。

その空気が一番きつかった。

そして追い打ちみたいに、部長が言った。

「現場上がり?まあ悪くないけどさ、やっぱ会社は学歴だからな」

わざと聞こえる声で。

周りは苦笑い。

正直、その瞬間で完全に冷めた。

ああ、終わってるなって。

だから俺は静かに言った。

「不採用だったみたいなので、帰ります」

一瞬、空気が止まった。

でも部長は笑った。

「は?席がないくらいで帰るのかよ。子どもだな」

違う。

拗ねてるんじゃない。

判断しただけ。

歓迎会でこの扱いなら、

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この先も同じ。

だったら、ここにいる意味はない。

そのまま店を出た。

外の空気が冷たくて、逆に頭が冷えた。

悔しいというより、むしろスッキリしてた。

「やっと決められたな」って感じだった。

その日のうちに、退職の準備をした。

で、翌日。

出社した瞬間、空気がおかしかった。

社内がざわついてる。

見慣れないスーツの人たち。

話を聞いてすぐ分かった。

 取引先の監査が来てた。

しかも内容が——

「現場運用と人材評価の確認」

その時点で嫌な予感しかしなかった。

すぐに部長が呼ばれた。

会議室の中から声が聞こえた。

「歓迎会で席がない社員がいる?どういうことだ?」

完全に空気が変わった。

さらに追い打ち。

「その社員、現場改善の提案書書いた人だよな?」

部長の顔、真っ青。

どうやら昨日のこと、外に漏れてたらしい。

しかも最悪な相手に。

そのあと、社長に呼ばれた。

「申し訳なかった。配置を見直したい」

はっきり言ってきた。

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「現場改善チームに入ってほしい。取引先との窓口も任せたい」

つまり——

立場が一気に逆転した。

昨日まで無視されてた俺が、
必要な人材になってた。

俺はその場で答えなかった。

ただ一言だけ言った。

「昨日、判断は終わってます」

会社じゃない。

人を見る。

そこは変わらない。

あの時の空席。

あれが全部だった。

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