毎回期限間近の値引き品ばかり…私を「無駄遣い女」と笑っていた親友と絶縁した日
2026/06/16

広告

彼女とは学生時代からの友人だった。

一緒に旅行にも行った。

恋愛相談もした。

結婚した時にはお互い涙を流して祝福し合った。

私はずっと親友だと思っていた。

だから誕生日やお祝い事の時は、少し良いものを選んでいた。

デパートの化粧品。

人気店のお菓子。

限定品の紅茶。

決して高価な自慢ではない。

ただ相手が喜ぶ顔が見たかった。

ところが彼女からのお返しは、いつも似たようなものだった。

スーパーの値引きシールが剥がし切れていないお菓子。

まとめ売りコーナーの商品。

福袋の余り物のような雑貨。

最初は気にしなかった。

人には事情がある。

金額なんて関係ないと思っていた。

でも違和感は少しずつ積み重なっていった。

ある日、共通の知人から聞かされた。

「○○ちゃん、あなたのこと言ってたよ。」

嫌な予感がした。

「また高いもの買ってるらしいよ。」

「見栄っ張りだよね。」

「お金の使い方下手なんだって。」

私は耳を疑った。

私が彼女に贈った物も、

全部「無駄遣い」の一言で片付けられていた。

広告

それでも私は縁を切らなかった。

長い付き合いだったからだ。

きっと何か誤解があると思いたかった。

そして迎えた私の誕生日。

彼女は笑顔で紙袋を渡してきた。

「絶対好きだと思って。」

帰宅して開けた私は固まった。

中に入っていたのは焼き菓子だった。

何気なく賞味期限を見る。

私は思わず二度見した。

期限が切れていた。

一週間前の日付だった。

間違いかと思った。

でも違った。

他の商品も確認した。

全部ギリギリか、既に期限切れだった。

私はしばらく箱を見つめた。

悲しいより先に、何かが終わった音がした。

翌日、私は彼女に連絡した。

「これ賞味期限切れてたよ。」

すると彼女は笑いながら言った。

「食べられるから大丈夫でしょ?」

その瞬間、決定的だった。

大事なのはお菓子じゃない。

値段でもない。

相手を大切に思う気持ちだった。

私は静かに言った。

「もういいよ。」

彼女は意味が分からない顔をしていた。

でも私はそれ以上説明しなかった。

長年の友情は、期限切れのお菓子一つで終わったわけじゃない。

積み重なった違和感と軽視が、

その日ようやく形になっただけだった。

それから私たちは連絡を取っていない。

時々思う。

本当の友達は、高い物をくれる人じゃない。

少なくとも、

相手に渡す物の賞味期限くらいは確認する人だと思う。

広告

AD
記事