都内でマイホームを手に入れ、念願のマイカーライフを楽しもうとしていた俺。しかし、目の前の駐車場に毎日のように配送トラックが無断で止まる。「またか…」怒りがこみ上げるも、警察も民事不介入、業者も改善する気配なし。限界を迎えた俺は、ついに自分の車をトラックの前に停め、出られない状態にして海外出張へ出発。
帰国1年後、想像を絶する光景が待っていた。トラックは依然として駐車場に放置され、配送員たちは配達遅延や誤配送で会社に迷惑をかけ、巨額の損害を生んでいたのだ。しかも無断駐車は他の土地でも確認され、総額500万円もの賠償責任にまで膨れ上がる大惨事に…。
俺は平穏なマイカライフを取り戻し、無駄なトラブルから解放された。だが、あの「無断駐車トラブル」は、被害者であっても権利を行使できない理不尽さと、法律の穴を突く者の横暴をまざまざと見せつける、世の中の恐ろしい現実の象徴だった…。