天井からビスが突き出てきた。上に行ったら「関係ない」とドアを閉められた結果、翌日すべてひっくり返った
2026/05/04

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「1階の天井から、いきなりビスが飛び出してきた。」

最初に気づいたのは長女だった。

「これ何?」

指差された瞬間、背筋がゾッとした。

普通に生活している場所の真上から、
金属が突き出ている。

位置も高さも、完全に危ない。

急いで脚立を持ってきて確認した。

天井を、しっかり貫通している。
しかも、長い。

——これ、絶対上からだろ。

すぐに2階へ行った。

インターホンを押す。

……出ない。

もう一回。
出ない。

三回、四回、五回。

やっとドアが少し開いた。

無表情の男。

状況を説明する。

「下の階なんですが、天井からビスが出ていて——」

言い切る前に、遮られた。

「うち関係ないんで」

……は?

位置的にも、完全にこの部屋の下。

「一度確認してもらえませんか?」

「無理です」

即答。

「このままだと危ないので——」

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「だから関係ないって言ってるでしょ」

完全に拒否。

「せめて一緒に状況だけでも——」

バンッ。

ドアが閉まった。

その直後、中から一言。

「しつこいんだよ」

——ああ、そういうタイプか。

その場で、判断した。

これは個人で話す相手じゃない。

すぐにスマホを出して、管理会社に連絡した。

写真も全部送った。

天井の状態。
位置。
ビスの長さ。

全部。

「それは危険ですね」

担当の声が変わった。

その日のうちに折り返しが来た。

「上階に確認します」

そして翌日。

管理会社が直接来た。

天井を見て、すぐに言った。

「これは上からの施工で間違いないです」

そのまま一緒に上の部屋へ。

今度はすぐにドアが開いた。

同じ男。

でも——顔が違う。

管理会社が説明する。

最初は否定していた。

「うちは何もしてません」

でも、すぐに確認が入る。

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床の一部。
ネジ穴。
位置。

全部一致。

沈黙。

しばらくして、小さく言った。

「……棚つけてて」

やっぱりか。

DIYでやらかしてた。

しかも、下まで貫通するレベル。

その場で注意。
修繕の話へ。

さっきまで「関係ない」と言っていた人が、

何も言えなくなっていた。

あのドアの勢いは、もうなかった。

修理はすぐ手配された。

費用は、当然上の住人負担。

数日後、天井は元通りになった。

修理後の天井を見ながら、思った。

最初にちゃんと対応していれば、

ここまで大事にならなかったのに。

無視して、押し切れると思ったのかもしれない。

でも——

これはそういう話じゃない。

安全の問題だ。

私は小さく呟いた。

「無視して済む話じゃなかったよね」

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