【は?】義母「ここ息子の店なの!皆好きなもの食べて!」義母友「ありがと」旦那『いや違うよ!嫁の店だから金払って』友「え…!?」→実は…
2026/07/06

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「ここ、息子の店なのよ〜!今日は好きなもの食べていいからね!」

その声が店内に響いた瞬間、私は厨房の奥で思わず手を止めた。

また始まった……。

私は飲食店を数店舗経営している。

夫と結婚した時、夫は正直に言えば無職だった。

「俺、何も持ってないけど大丈夫?」

そう言っていた夫を雇ったのは、他でもない私だった。

でも、働き始めた夫は予想以上に真面目だった。

遅刻もしない。
お金を無駄遣いしない。
従業員への態度も優しい。

経営者としてではなく、一緒に店を支えてくれるパートナーとして、私は夫を信頼していた。

だから私たち夫婦は、この形で満足していた。

……ただ、一人だけ納得していない人がいた。

義母だった。

その日も義母は友人を数人連れて店に来ていた。

「ほらほら、遠慮しないで!息子がやってる店だから!」

「え、本当に息子さん経営してるの?すごいじゃない」

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「そうなのよ〜。昔は何にもできなかったのにねぇ」

私は裏でため息をついた。

すると、ホールに出ていた夫が苦笑いしながら近づいた。

「母さん、また言ってるの?」

「あら、何が?」

「ここ、俺の店じゃないよ」

義母の笑顔が止まった。

「……何言ってるの?」

夫はいつもの調子で笑った。

「だから、嫁の店。俺は従業員」

友人たちは一瞬、顔を見合わせた。

「え……?」

「いやいや、違うのよ!この子が店を手伝ってるだけで……」

義母が慌てて口を挟む。

でも夫は首を振った。

「母さん、何回言えば分かるの?俺、昔なんて草むしって食ってたような人間だよ。経営なんてできるわけないじゃん」

「そんな言い方しなくてもいいでしょう!」

義母の顔が一気に険しくなる。

「せっかく親戚や友達に自慢してあげてるのに!」

「自慢って……嘘ついてるだけじゃん」

夫の一言で、店の空気が少し重くなった。


実は義母が怒る理由は、店のことだけではなかった。

一番気に入らないのは、家のお金を私が管理していることだった。

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ある日、義母が突然言った。

「ねぇ、○○さんの家は旦那さんがお金握ってるんだって」

私は料理を作りながら返した。

「そうなんですね」

「普通は男が管理するものじゃない?」

夫は横で苦笑いした。

「母さん、うちはこれでいいんだよ」

「あなたは黙ってなさい!」

義母はため息をついた。

「せっかく店もあるのに……息子が社長になればもっと楽できるのに」

私は思った。

違う。

この人が欲しいのは、息子の幸せじゃない。

“社長の息子の母親”という肩書きなんだ。


さらに困ったのは、お金の話だった。

ある日、義母から電話が来た。

「ねぇ、少しお金貸してくれない?」

「何に使うんですか?」

「旅行よ」

私は言葉を失った。

「旅行……ですか?」

「だって、息子の店があるんだから余裕でしょ?」

夫が横で聞いていて、すぐ電話を代わった。

「母さん、無理だよ」

「なんで?あなたの店でしょ?」

「違うって言ってるじゃん」

「あなたは男でしょ?もっとしっかりしなさい!」

夫は少し黙ってから言った。

「俺が社長じゃないことより、母さんが俺を見てないことの方が悲しいよ」

義母は何も言わなかった。


ちなみに義父も最初は同じだった。

義父は自営業をしている。

だからなのか、息子も経営者になったと思い込んでいた。

「お前の会社、俺が助けてやってもいいぞ」

「経営っていうのはな……」

と、何度も語ってきた。

でも実際には、私の店の経営状況も知らない。

私は反論しなかった。

説明しても、きっと聞きたい答えしか聞かない人だから。


今でも義母はたまに友達を連れてくる。

そして決まって言う。

「息子の店だから好きに食べてね!」

すると夫は笑って言う。

「違うよ。嫁の店だから、ちゃんと払ってね」

友達は苦笑いしながら財布を出す。

義母だけが不満そうな顔をする。

でも私はもう気にしない。

夫は確かに社長ではない。

でも、私が一番大変な時に逃げなかった人だ。

肩書きより大事なものは、ちゃんと分かっている。

「旦那さんのおかげで助かってます」

親戚にそう言うことはある。

それは義母に合わせた嘘じゃない。

本当にそう思っているから。

ただ一つだけ譲れないことがある。

「家族だから」「親だから」

その言葉で、お金や努力まで自由に使えると思わないこと。

店の看板を欲しがった義母より、

何もないところから私と一緒に店を守ってくれた夫の方が、

よっぽど立派だと思っている。

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