「一週間だけお願い!」
仲の良かったママ友Aから、突然そんなLINEが届きました。
義母が入院することになり、保育園のお迎えと仕事が終わるまでの約2時間、子どもを預かってほしいという内容でした。
でも、我が家にはまだ1歳の下の子がいます。
目を離せば何をするか分からない時期で、とても他人のお子さんまで預かる余裕はありません。
私は申し訳なく思いながらも、
「ごめん。本当に無理なの。」
と返信しました。
するとAから返ってきたのは一言。
「了解!」
それで話は終わったと思っていました。
数日後、いつものように保育園へ娘を迎えに行くと、先生が笑顔で言いました。
「A太くんも一緒ですよね?」
「……え?」
事情を説明すると、先生は困った顔で、
「Aさんから今朝、『今日は○○さんがお迎えです』と聞いていました。」
と言うのです。
私は断ったメールを見せ、
「預かる約束は一度もしていません。」
とはっきり伝え、自分の子どもだけを連れて帰りました。
その日の夜、スマホが鳴り止みませんでした。
画面を開くと、Aから何十件ものメッセージ。
「延長保育代300円払え!」
「職場に電話が来て恥をかいた!慰謝料も請求する!」
「A太がかわいそう!今すぐ土下座しに来い!」
思わず声が出ました。
約束もしていないのに、勝手に私を迎え担当にしておいて、責任だけ押し付けるなんて。
翌朝、私はすべてのメールを印刷し、そのまま園長先生のもとへ向かいました。
園長先生も主任も内容を見て絶句。
「こちらで対応します。」
と言われましたが、私は落ち着いて答えました。
「すでにママ友にも相談しています。警察へ行くよう勧められています。」
その一言で園側も事態を重く受け止め、その日のうちにAの自宅を訪問。
夕方、近所に住むママ友から連絡が入りました。
「園長先生がAさんの家に来てたよ。Aさん、外まで聞こえるくらい泣きながら謝ってたけど、何があったの?」
私は詳しく話しませんでした。
ただ一つだけ分かったことがあります。
「断る自由」がある人を、勝手に当てにして責任を押し付ける人とは、二度と付き合ってはいけないということでした。