朝、娘の学校から電話が来た。
副担任のアラン先生だった。
「Ah~…musume、学校きてませんけど…」
血の気が引いた。
昨夜、娘と大ゲンカしたばかり。
今朝は顔も合わせていない。
まさか家出?
頭が真っ白になって、私は昨日のことを全部アラン先生に話した。
すると先生は、ゆっくり言った。
「I see. 大変だったね。でもmusume、スーパーヘルシーだよ」
思わず黙った。
「お母さんとそんなケンカできるの、黙ってる子よりずっとわかりやすくていいYO。She is only 16」
その言葉で、張りつめていたものが一気にほどけた。
結局、娘は電車遅延で遅れていただけ。
家出じゃなかった。
アラン先生、ありがとう。
母の心臓は朝から全力疾走だった。