俺「オーダー通ってますか?」店員『はい』 → 50分後、俺「もう帰ります!」店『5000円です』「は?出てきてないのに!?」『ありがとうございます』「は?」 → 結果…
2026/06/22

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「オーダー通ってますか?」

店に入ってすぐ、私は確認のためにそう店員へ声をかけた。忙しそうな店内の中、店員は一瞬こちらを見て「はい」と短く答えた。その言葉に特に疑いは持たず、私は席に座って料理が来るのを待つことにした。

しかし、時間が経っても料理は一向に運ばれてこない。周囲の客は次々と食事を受け取り、席を立っていく。時計を見ると、すでに30分、40分が過ぎていた。

違和感が確信に変わったのは50分後だった。

「もう帰ります」

私は席を立ち、レジへ向かう。すると店員は淡々と告げた。

「5000円です」

一瞬、意味が理解できなかった。

「は?出てきてないのに?」

思わず声が上がる。しかし店員は表情を変えず、同じ調子で繰り返す。

「ありがとうございます」

その機械的な一言に、さらに混乱が増した。

料理は出ていない。注文が通っていたかどうかも曖昧なまま、なぜ料金だけが発生しているのか理解できなかった。

「は?」という言葉しか出ないまま、私はその場に立ち尽くす。

しかし店側は説明をする様子もなく、会計処理は淡々と進められていった。

納得できないまま店を出たその帰り道、私はようやく気づくことになる。あの「はい」という一言が意味していたものを。そして、その店の“仕組み”そのものに潜んでいた違和感の正体を。

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