実家を片付けていたら、姉が小学生の頃に書いた作文が出てきた。
そこには、幼稚園バスで帰ってくる私を迎えに行った日のことが書かれていた。
「かわいい妹」
「早くバスが来ないかなと思いました」
その文字を読んだ瞬間、胸がぎゅっと苦しくなった。
今の私は、毎日わが子の幼稚園バスを待っている。
まだかな、早く会いたいな。
そう思いながら立っているこの気持ちを、姉はあの頃もう知っていたんだ。
姉は7年前、病気でこの世を去った。
一緒に子育ての話をしたかった。
くだらない愚痴も、成長の喜びも、全部聞いてほしかった。
バスから降りる私、そんなに可愛かったんだね。
何年経っても、涙はちゃんとあふれてくる。