私『退職します』→私物を盗られ続けていたので、内容証明を会社に送った→私『損害賠償請求します』会社(無視)私『無視するなら刑事で訴えます』→すると・・・
2026/06/25

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私は静かに、しかしはっきりと告げた。

「退職します」

長く続けた会社だったが、限界はとっくに超えていた。原因は明白だった。ロッカーに入れていた私物が、何度も消えていたのだ。最初は気のせいだと思った。だが、化粧品、文房具、私服の一部まで、徐々に“なくなるもの”が増えていった。

上司に相談しても「勘違いじゃない?」で終わる。

誰も守ってくれない職場だった。

退職を決めたあと、私は記録を整理し、内容証明を会社へ送った。

「私物の紛失に関する損害の確認と補償について」

返答はなかった。

数日後、私はさらに一歩踏み込んだ。

「損害賠償請求を正式に行います」

それでも会社は沈黙を続けた。

その対応に、私は最後の手段を選んだ。

「このまま無視するなら、刑事告訴を含めて対応します」

その文面を送った翌日だった。

会社からの返事ではなく、なぜか“社内全体メール”が回ってきた。

件名は──「社内調査の実施について」。

一瞬、目を疑った。

そこには、私の名前とともに“過去半年のロッカー周辺の監視映像の確認を行う”と記されていた。

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さらに翌日。

警備会社から直接、連絡が入った。

「映像データに不審な出入りが記録されています。社内の特定人物が関与している可能性があります」

会社はようやく動き出していた。

そして私は、初めて“無視されなかった側”として呼び出しを受けることになる。

その会議室の扉を開けた瞬間、そこには想像していなかった人物の姿があった──。

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