門柱を3回壊した隣人、防犯カメラを見せた瞬間に顔色が変わった
2026/05/25

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朝、いつものように玄関を開けて、
新聞を取りに出た瞬間だった。

「……は?」

思わず声が出た。

うちの門柱——
表札とインターホンとポストが一体になっているあの柱が、
ぐにゃっと傾いていた。

しかも、
カバーは外れ、
部品が地面に散らばっている。

完全に壊れている。

私は慌てて駆け寄った。

「なんで!?」

よく見ると、
明らかに車がぶつかった跡だった。

ポールの根元が曲がり、
外装パネルも割れている。

その瞬間、

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私はあることを思い出した。

——これ、三回目だ。

最初は去年の秋だった。

朝起きたら、
同じように門柱が曲がっていた。

その時は、
「誰かがミスしたのかな」
と思い、
仕方なく修理した。

でも、
春にまた壊された。

しかも、
直したばかりだった。

さすがにおかしいと思った私は、
防犯カメラを設置した。

そして今回。

三回目。

私は深く息を吐いた。

「……やっぱりか」

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家へ戻り、
すぐスマホで防犯カメラの映像を確認した。

時間は昨夜。

画面には、
見慣れた車が映っていた。

隣の家の車だった。

以前から、
駐車がかなり雑な人。

毎回、
道路ギリギリまでバックしてくる。

画面の中で、
その車がゆっくり後退していく。

そして——

「ゴン」

鈍い音。

門柱が大きく揺れた。

次の瞬間、
運転席のドアが開く。

降りてきた人物を見て、

私は思わず苦笑いした。

「……やっぱりお前か」

隣の家の男だった。

しかもその男、
ぶつけたあとどうしたと思う?

一度降りて、
門柱を確認したんです。

つまり、
気づいてる。

なのに——

車へ戻り、
何事もなかったみたいに家へ入っていった。

謝罪なし。

確認なし。

完全な当て逃げだった。

私はその場で警察へ電話した。

事情を説明し、
防犯カメラ映像も提出。

警察官は
「まず相手に確認します」
と言って、

隣の家へ向かった。

しばらくして——

警察官と一緒に、
隣人の男がうちの前へやって来た。

でも、
謝るどころか、
男はなぜか不機嫌そうだった。

そして開口一番、
こう言った。

「……あのですね」

私は黙って聞いていた。

すると男、
信じられないことを言った。

「そもそもこのポスト、
道路にはみ出してません?」

一瞬、
意味が分からなかった。

「……は?」

「だから、

普通にバックしたら当たる位置なんですよ」

「そっちの設置にも問題あるんじゃないですか?」

まさかの逆ギレだった。

警察官も、
少し驚いた顔をしていた。

私は何も言わず、
スマホを取り出した。

「これ、見てもらえます?」

私は防犯カメラ映像を再生した。

そこには、
全部映っていた。

男の車が、
ゆっくりバックして——

門柱へぶつかる瞬間。

さらに、
そのあと降りて確認している姿まで、
はっきり映っている。

つまり、

完全に気づいていた。

それを見た瞬間、
男の顔色が変わった。

警察官が淡々と言った。

「確認してますよね?」

男は黙った。

警察官は続ける。

「そして、
そのまま立ち去っていますね」

完全に詰みだった。

さっきまで偉そうだった男、
急に目をそらし始めた。

私は静かに言った。

「これ、三回目です」

男の肩が、
ピクッと動いた。

私は続けた。

「前の二回も、
あなたじゃないんですか?」

もちろん、
証拠はない。

でも、
男の顔を見れば分かった。

図星だった。

警察官が言った。

「まずは修理費の話になりますね」

うちの門柱は、
表札・ポスト・インターホン一体型。

修理費も安くない。

男は小さく舌打ちして、
しぶしぶ言った。

「……払いますよ」

その瞬間、
私はやっと少しだけスッとした。

正直、
お金の問題じゃなかった。

三回も壊されて。

しかも、
逆ギレまでされて。

それが一番腹立たしかった。

その後、
修理費はすべて相手負担になった。

そして——

それ以来、

隣人のバック駐車は激変した。

以前みたいにギリギリまで下がらない。

むしろ、
異様なくらい慎重。

たぶん、
前より1メートル以上手前で止めてる。

まあ、
当然だろう。

だって次またぶつけたら——

今度は、
もう逃げられないんだから。

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