
面接中、私の発言に対して面接官は一度驚き、皮肉混じりに「たった1時間の残業で音を上げるようじゃやっていけない」と言った。私は冷静に「1時間ではなく、毎日10時間です」と訂正した。その言葉に面接官は戸惑い、詳細を求めたため、私は前職で長時間残業が常態化し、心身ともに限界に達した経験を率直に説明した。
話を聞くうちに、面接官の態度は軽いものから真剣なものへと変わった。そして「そんな環境から抜け出したいと考えるのは理解できるが、ここでも大変な面はある」と指摘された。私は、自分が求めているのは単なる厳しさではなく、健康と仕事のバランスを保ちながら成果を出せる環境だと明確に伝えた。
その回答に対し、面接官は納得した様子で頷き、「バランスを取りながら働けるなら、あなたの経験は価値がある」と評価した。面接の最後には次の選考への意欲を示され、互いに前向きな姿勢で締めくくられた。
面接後、私はこれまでの厳しい経験が無駄ではなかったと実感しつつ、新しい環境への期待と不安を抱えながら、次の一歩を踏み出す決意を固めた。