【投稿記事】新婚旅行で夫が同じツアーに参加していた女性客に一目惚れ。「これは運命の出会いなんだ。神様は順番を間違えたんだよ」と言われ未入籍だったので別れること
2026/07/07

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結婚するって、人生で一番幸せな瞬間だと思っていた。

私は彼と数年間付き合い、両家への挨拶も済ませ、結婚式も終えた。

あとは新婚旅行から帰ってきたら婚姻届を出すだけ。

まだ正式には籍を入れていなかったけれど、私の中ではもう夫婦だった。

「これから二人で幸せな家庭を作っていくんだ」

そう信じていた。

まさか、その旅行先で全てが壊れるなんて思いもしなかった。

新婚旅行は海外ツアーだった。

同じツアーには何組かの参加者がいて、その中に一人の女性グループがいた。

最初はただの旅行仲間。

夫も普通に挨拶していただけだった。

でも、数日経つにつれて、夫の様子が少しずつ変わっていった。

その女性と話す時間が増え、私との会話は減っていく。

「旅行中だからテンションが上がっているだけ」

最初はそう思おうとしていた。

でも、ある日の夜。

夫から突然、信じられない言葉を聞いた。

「俺さ……あの人と出会うために生きてきた気がする」

何を言っているのか理解できなかった。

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そして続けて言われた。

「これは運命の出会いなんだよ」

「神様は順番を間違えたんだと思う」

「だから……お前とは籍を入れない」

頭の中が真っ白になった。

新婚旅行中に?

結婚式まで終わった相手に?

そんな簡単に言える言葉なのかと思った。

私は怒りよりも、呆れの方が大きかった。

「じゃあ、今まで私と結婚するって言っていた時間は何だったの?」

そう聞いても、夫はもう私を見ていなかった。

完全にその女性しか見えていなかった。

でも、そこで救いになったのは、同じツアーに参加していた女性たちだった。

その女性の同行者だった人たちは、夫の行動を知って呆れていた。

「そんなことする人だと思わなかった」

「あなた、本当にかわいそう」

そう言って、私の味方になってくれた。

旅行中、私はその女性たちと一緒に行動した。

部屋も一緒にしてくれた。

そして、相手女性について色々な話も聞いた。

帰国後、私はすぐに両親、夫の両親、そして仲人だった夫の上司に全てを報告した。

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もちろん、結婚は白紙。

幸いだったのは、まだ婚姻届を出していなかったこと。

もし籍を入れた後だったら、もっと大変なことになっていたと思う。

慰謝料などの話も終わり、私は彼との関係を完全に終わらせた。

その後、元夫はあの女性を両親に紹介し、

「この人と結婚する」

と言ったらしい。

でも、元夫の両親は許さなかった。

当然だった。

息子が結婚直前の相手を旅行先で裏切り、家族の顔に泥を塗ったのだから。

「そんな相手との結婚は認めない」

そう言って、元夫とは縁を切ったそうだ。

相手女性の家族も同じだったらしい。

二人は周囲から受け入れられず、その後どこかへ消えた。

私はそれから実家に戻った。

もう男性を信じることができなくなり、

「二度と結婚なんてしない」

そう決めて、親の家業を手伝いながら暮らしていた。

それから約10年。

突然、家の前に元夫が現れた。

正直、復縁を求めに来たのかと思った。

でも違った。

彼は怒ったような顔をして、何かを叫んでいた。

話を聞くと、どうやら両親に死亡扱いの手続きをされたらしい。

戸籍や手続き上、自分が「死んだ人間」のような状態になっていて、何をするにも困っているという。

しかも実家は引っ越していて、両親とも連絡が取れない。

そして、私に向かって言った。

「俺を生き返らせろよ!」

……。

私は思わず言葉を失った。

「いや、知らないよ」

「自分で調べればいいじゃない」

なぜ10年前に自分から私を捨てた人間の人生を、私が後始末しなければならないのか。

すると、奥から母が何かを持ってきた。

昔、お土産でもらった小さな真田の旗。

六文銭が描かれたミニチュアだった。

母はそれを私に渡して言った。

「これでも渡してあげたら?」

私はその旗を元夫に差し出した。

「これで成仏しな」

そして、

「これ以上ここにいたら警察呼ぶから」

そう伝えると、元夫は何も言わずに去っていった。

あの時、彼は言った。

「これは運命の出会いなんだ」

でも、人生で本当に大切なのは、運命を感じた瞬間ではなく、その後どう人を扱うかだったと思う。

私の人生から彼が消えたこと。

そして、籍を入れる前に本性を知れたこと。

それだけは、あの日唯一の幸運だった。

元夫が選んだ道の先に待っていたものも、きっと彼自身が選んだ「運命」だったのだと思う。

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