整理券3番を握りしめ、私は店の前に到着した。予定通り5分前だ。入口には「番号順にご案内します」と書かれている。ルールは明確。
しかし、呼ばれた瞬間、店員の口から信じられない言葉が飛び出した。
「番号は関係ありません。もうシールは売り切れです」
頭の中で何かが切れそうになった。
私の順番を無視するなんて、ルール無視もいいところだ。心臓が早鐘を打つ。
「ちょっと待ってください!」私は大声で抗議した。
店員はしどろもどろになるだけで、謝罪の言葉もない。
仕方なく、店長を呼んでもらう。
店長が来た瞬間、私は整理券を見せ、冷静だが強い口調で言った。
「整理券通りに案内するのがルールではありませんか?」
店長は眉をひそめ、店員は顔をこわばらせる。
その瞬間、私はスマホの画面を見せた――
整理券配布時刻と順番が記録された写真だ。
店員は目を見開き、一気に顔色が変わった。
その場の空気が一変する。今までの強気な態度はどこへやら、明らかに焦っている。
結局、私はルール通りに案内され、シールを手に入れることができた。
たった1枚の整理券だが、守られるべきルールを主張したことで、自分の権利を取り戻した瞬間だった。
冷静に証拠を見せること――それが理不尽に立ち向かう最強の武器だと痛感した日だった。