“お前に使う金はない”と言われ続けた私に、絶縁した異母弟の嫁が突然『土地を売って助けて』と泣きついてきた
2026/05/14

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私の母は、私がまだ幼い頃に亡くなった。

その後、父は再婚した。

継母は表向きは穏やかな人だったが、
私への態度は常に冷たかった。

そして異母弟が生まれてから、
家の中の優先順位は完全に決まった。

跡取りは弟。
私は“ついで”。

欲しい物は、
弟が「欲しい」と言えばすぐ買ってもらえる。

でも私は、
学校で必要な物ですら、
嫌そうな顔をされながら渡された。

継母の実家へ行く時も、

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父と継母と弟の三人だけ。

私は家で留守番。

その頃から私は、
「この家に私の居場所はない」
と分かっていた。

唯一救いだったのは、
父の弟夫婦だった。

叔父夫婦だけは、
いつも私を気にかけてくれた。

だから高校受験を機に、
私は家を出た。

叔父夫婦の近くで暮らし、
奨学金とバイトで大学を卒業し、
就職して、
結婚した。

結婚式では、

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叔父夫婦が親代わりとして隣に立ってくれた。

父も継母も呼ばなかった。

もう、
完全に縁を切ったつもりだった。

ところが昨年。

突然、
知らない女性が家を訪ねてきた。

「初めまして。○○の妻です」

異母弟の嫁だった。

私は一瞬、
言葉を失った。

話を聞くと、
継母の実家が倒産。

しかも父の会社が連帯保証人になっていたせいで、
家業まで倒産寸前だという。

父が会長。
異母弟が社長。
継母が専務。

でも継母の浪費で蓄えもなく、


完全に資金繰りが破綻したらしい。

そこまでは、
正直どうでもよかった。

でも次の言葉で、
私は耳を疑った。

「お義姉さん名義の土地、売って助けてもらえませんか?」

私は思わず聞き返した。

「……は?」

実は私の実母は地主の娘だった。

祖父の遺産として、
父と私名義の土地が残っていたらしい。

当時私は子供だったので、
全て父が管理していた。

私はその存在すら、
ほとんど知らなかった。

異母弟嫁は続けた。

「お父さん名義の土地だけじゃ足りないんです」

「だから、お義姉さんの土地も売れば…」

私は呆れた。

あれだけ私を家族扱いしなかった人たちが、
金の話になった瞬間だけ、
“家族”面してきたのだ。

しかも、
私と継母の関係を知っていながら。

私は静かに言った。

「無理です」

すると異母弟嫁、
露骨に顔を変えた。

「でも家族ですよね?」
「困ってるんですよ!?」

家族?

私が高校生の時、
生活費を稼ぐために深夜バイトしていた時、

誰一人助けてくれなかったのに?

私は玄関を開けた。

「帰ってください」

それでも彼女は食い下がった。

だから私は、
弁護士の知人へ連絡した。

調べてもらった結果、
私名義の土地は、
長年父側に勝手に管理され続けていた。

すぐに正式な手続きを進め、
私は土地の権利を取り戻した。

すると今度は、
継母と異母弟嫁から嫌がらせが始まった。

毎日の電話。
意味不明なFAX。

「冷血女」
「親を見捨てるのか」
という罵倒。

でも全て、
弁護士経由で対応した。

最終的に、
父の会社はギリギリ倒産を免れたらしい。

異母弟もかなり叱責されたと聞いた。

それ以来、
ようやく連絡は止まった。

私は今でも思う。

血が繋がっていても、
“家族”とは限らない。

逆に、
血が繋がっていなくても、
本当に支えてくれる人はいる。

私にとっての家族は、


見捨てた父じゃない。

苦しい時に手を差し伸べてくれた、
叔父夫婦の方だった。

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