自宅前が保育園バスの乗合所。ママさんがお迎え時間に遅刻するようになったので、子供を放置するわけにもいかずうちで預かってる。もしかして私は託児されかかってるのかもしれない→
2026/07/01

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先に言っておきます。

私は他人の子どもを見捨てられるほど冷たい人間ではありません。

だからこそ、あの日から地獄が始まりました。

私の家の前は、保育園バスの乗降場所になっています。私は足に障害があり、自宅で過ごすことが多いため、毎日娘と一緒にバスを待つ生活をしています。

ある日、同じバスに乗る年長のAくんのお母さんが迎えに来ませんでした。

保育士さんは困った顔をしながら私を見て、

「すみません、すぐ来るそうなので…」

と言って、Aくんを降ろしてそのままバスで行ってしまいました。

道路に5歳の子を置き去りにはできません。

仕方なく家で待たせることにしました。

ところが、お母さんが来たのは約2時間後。

「急な残業で。本当にすみません。」

そう何度も頭を下げられたので、その日は「大変なんだろうな」と思ってしまいました。

でも翌日も、その次の日も同じでした。

毎日2時間。

毎日「急な残業」。

私は障害があるので、自分の娘を見るだけでも精一杯です。

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他人の子まで責任を持つなんて、とても無理でした。

何かあったらどうするのか。

そう思い、お母さんにも保育園にも何度も伝えました。

「私は預かれません。」

すると返ってきた言葉は、

「ほんの2時間くらいですよ。」

でした。

耳を疑いました。

親の都合。

園の都合。

でも、私の都合は誰も聞いてくれない。

私は事務長にも電話をしました。

「保護者がいないなら、バスから降ろさないでください。」

「また降ろしたら警察に相談します。」

はっきり伝えました。

事務長は面倒くさそうに、

「……はぁ。」

と返事をするだけでした。

そして翌日。

またAくんのお母さんはいませんでした。

私は「降ろさないでください」と言いました。

それなのに保育士さんは、

「お願いします!」

と言ってAくんを降ろし、バスはそのまま走り去ってしまったのです。

私はもう決めました。

今回は預からない。

すぐに110番しました。

「保護者がいない園児が置き去りにされています。」

警察を待っている間、Aくんは花壇によじ登り、飛び降りて転んでしまいました。

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幸い大きなケガではありませんでしたが、私は青ざめました。

だから言ったのに。

数分後、警察が到着し、事情を説明すると、Aくんはそのまま保護されました。

すると慌てて駆け付けたAくんのお母さんは、謝るどころか私を指差して怒鳴りました。

「預かってくれる約束だったじゃないですか!」

「ケガしたんだから治療費を払って!」

「これからも面倒を見てください!」

あまりの言葉に、私は何も言えませんでした。

その時です。

警察官が静かに口を開きました。

「約束があったという証拠はありますか?」

お母さんは黙りました。

続けて警察官は保育園にも確認しました。

すると事務長は、

「そんな苦情は受けていません。」

と言い出したのです。

私はすぐに携帯を取り出しました。

事務長と話したときの通話録音です。

「保護者が来ないなら降ろさないでください。」

「また降ろしたら警察に相談します。」

そのやり取りが、はっきり残っていました。

録音を聞いた事務長は顔色を変え、何も言えなくなりました。

その後、市役所にも相談が入り、保育園の送迎方法は見直されることになりました。

保護者が来ていない場合は、確認が取れるまで園児を降ろさない。

当たり前のルールが、ようやく徹底されたのです。

私は最後までAくんを嫌いになれませんでした。

悪かったのは、子どもではありません。

「少しくらいなら大丈夫。」

その一言で責任を他人へ押し付けた大人たちだったのです。

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