
新幹線に乗るのを楽しみにしていた。快適な座席で静かに過ごすつもりだったのに、目の前には私が予約した荷物置きスペースに、無断で置かれたスーツケースが四つも並んでいた。
心の中で怒りが爆発した。「なんで私の場所に勝手に置くのか!」誰も反応せず、無視している。放置できない。私は決意した。この不正行為をただ見過ごすわけにはいかない。
「すみません、これ誰の荷物ですか?」穏やかに声をかけるが、誰も答えない。周囲の無関心が怒りを増幅させた。もう迷っている時間はない。私は立ち上がり、勢いよくスーツケースを車両外に出すことにした。
「もう限界だ。荷物、外に出します!」驚く乗客たちを無視し、ホームにスーツケースを置く。誰も止めなかったし、何も言ってこなかった。すると、心の中にスッキリとした感覚が広がった。「これで二度とこんなことはないだろう」と勝利を感じた。
新横浜に到着し下車する頃、周囲の乗客たちは私に軽く頷き、「よくやった!」と言わんばかりの視線を送っていた。
心の中でガッツポーズ。「やってやったぞ!」
しかし、考えてみると、こんな行動が必要な状況自体が問題だ。公共の場である新幹線で、なぜ不正行為が許されるのか。それでも、今日の行動で自分の権利を守り、他の乗客にもメッセージを送れたことに満足していた。
「次回ももし同じことがあったら、躊躇せず行動する」そう心に決めた。権利を守りつつ、少しでも世の中を変える可能性があるなら、何度でもやる価値がある。今日の勝利を噛み締め、爽快感に包まれながら、次の新幹線に向かう自分を楽しみに思った。