「先に返事したの私ですから!」同姓同名で順番を奪おうとする女→受付の一言で完全に黙った話
2026/04/29

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その日は、やけに待たされた。

胃腸内科の病院。

評判が良くて、いつも混んでいる。

予約していても、待つのは普通。

でもその日は、1時間半。

さすがに疲れていた。

やっと名前が呼ばれた。

「山田花子さーん」

私は本を閉じて、立ち上がろうとした。

その時だった。

少し離れた場所にいた女性が、
そのまま診察室に入ろうとした。

「……え?」

一瞬、聞き間違いかと思った。

私はもう一度座った。

すると看護師さんが確認する。

「山田花子さん?」

女性は、迷いなく答えた。

「はい」

その瞬間、全部分かった。

同姓同名。

たまにあるやつ。

看護師さんも少し慌てていた。

「すみません、こちらの方が先なので……」

普通なら、ここで終わる話。

でも、その女性は違った。

「でも、先に返事したの私ですから」

空気が止まった。

……いやいや。

そこじゃないでしょ。

周りもざわついた。

看護師さんが丁寧に説明する。

「受付順でご案内してますので、もう少しお待ちください」

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でも、その女性は引かない。

「私が先に呼ばれたんです」

「先に返事したのは私です」

どんどん声が大きくなる。

完全に空気が変わった。

待合室の視線が、一斉に集まる。

正直、恥ずかしかった。

同じ名前ってだけで、
ここまで揉めるのかと。

看護師さんも困っていた。

「カルテがまだ回っていないので……」

でも女性は被せる。

「じゃあ回してくださいよ!」

完全にエキサイトしていた。

その時だった。

奥から別のスタッフが出てきた。

状況を一瞬で把握して、
静かに一言だけ言った。

「受付時間で管理してますので、順番は変わりません」

それだけだった。

でも、強かった。

言い切りだった。

その女性は、一瞬言葉を失った。

さっきまでの勢いが止まる。

さらに追い打ち。

「順番を変えることはできません」

完全に詰んだ。

周りの空気も戻った。

女性は何か言いかけたけど、

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結局そのまま黙った。

その後、私は普通に呼ばれて、
診察を受けた。

正直、疲れた。

でも同時に思った。

こういう人って、

“ルール”じゃなくて
“自分が得するか”でしか動いてない。

だから通らないと分かると、急に止まる。

あのまま通ってたら、
きっと毎回やるんだろうなって。

これって、

ただの名前の問題なのか、
それとも“順番守れない人間”の問題なのか。

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